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       H E L L O  I N T E R N

              October 2001
                Vol. 70


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===== 10月号もくじ =====

 ★特集記事 「上手なコミュニケーションのとり方、
      とれないときの乗り越え方」
 ★インターン・レポート
   今月のテーマ 「休暇中にあった日本人」
                          「現地で感じた社会問題」
                          「田舎での生活の楽しみ方」
 ★海外生活Q&A 「どうしたら語学が上達するのでしょうか?」
 ★日本紹介ワンポイントレッスン
       「運動会」

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★ 特集記事
「上手なコミュニケーションのとり方、とれないときの乗り越え方」

語学力に加えて、初対面の人々とのコミュニケーションに皆さん試行錯誤
されています。
コミュニケーションのとり方にこれが絶対という答えはありませんが、
インターンの方は実際どんなことが役立ったか、どのように苦難を乗り越
えたか、どんな風に楽しくしたか等をいままで寄せられたレポートの言葉
からお送りします。

1.どんな時、コミュニケーションの難しさを感じるか?
・語学力が充分でなく、聞き取れない、話せないとき。
・会話がキャッチボールとならないで、すぐに途切れてしまうとき。
・話題が提供できないとき。
・話題の内容についていけないとき。
・職場や職員室で話の輪に入れないとき。
・パティーで何を話してよいかわからず子供とばかり遊んでしまうとき。
・だれからも話し掛けてもらえないと感じるとき。

2.1が生じるのは、どんなことが原因だと思うか?
・語学力不足。
・緊張して自分の顔に表情がなく、ガードを作っていた。
・話し掛けるのを遠慮しているのを、退屈そうと受け取られていた。
・話題が合わない。
・日本人はパーティーなどに慣れていない。
・日本でも人と話すのは苦手であった。

3.コミュニケーションを取れるようになった「きっかけ」
・語学が上達し、相手の話が聞き取れるようになった。
・(語学力がなくても)自分の得意分野、趣味を通じリラックスして自信
をもって交流できた。例えば、サッカー、野球、ピアノ、その他楽器。
・料理。「料理は他人との距離を縮める」
・皆がリラックスして過ごすキャンプやスキー、別荘などの場所へいき、
余裕のある時間の中で、いろいろな話をして、心が打ち解けた。
・落ち込んでいる自分の気持ちを思い切ってに打ち明けたら、暖かい言葉
とアドバイスをもらえた。
・感情的に爆発してしまい、言い争いになったが、雨降って地固まった。
・フレンドリーである事はこちらの一種の礼儀であることに気付いた。

4.こんなことが役立ちました!
・自分から話題を提供すると話を続けやすいので、できるだけ自分から話
題をふった。
・月曜の朝は、必ず「週末はどうだった?」と同僚に聞かれる。説明する
のが大変だったので、顔を見たら先に「週末どうだった?」と聞き、自
分は聞き役にまわった。
・ロンドンでは、まずは天気の話をする。その日の天気にあわせた、会話
を覚え、するようにした。
・誘われた時は断らず、できるだけいろいろな場所に一緒にいった。
・言葉数が少ない上に、無表情は不気味に見えるので、できるだけ感情を
表情で表すようにした。
・ボディランゲージ、ジェスチャー、オーバーめの表情。
・日本人特有の”遠慮”はあまり理解されない。思ったことははっきりと
言い、ユーモアを忘れないこと。アメリカでは特に重要だと思う。

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コミュニケーション力UPのポイント
・自分の今の状態を分析
「語学力」「表情」「リラックス度」「会話の頻度・内容」「行動範囲」
・活かせる万国共通の趣味・特技
「音楽」「スポーツ」「料理」
・表情も会話の一部
・適度なリラックスは自信、自尊心を保つ
「リラックスできる場所」「リラックスできる誰か」
・交流のチャンスは逃さない、作る
・会話のマナー、パターンを観察
「地域」「年令」「職場か家庭か、街かパーティーか」「相手の興味」
・話題作りの努力
「新聞」「テレビ」
・会話上手な人を観察
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日本でも上手な会話は難しいものです。ましてや、母国語以外の会話は難
しい。人間ですから話が得意、不得意、馬が合う合わないがあり、好感を
持つ者同士の会話は弾みます。また、「思いやり」「感謝」を積極的に表
現する人は、万国共通、人を惹きつけます。研修中にコミュニケーション
力がUPしたら、その後の人生に役立つこと間違いなしです。
あなたのキャラクターをいかし、世界を広げられるとよいですね。

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★ インターン・レポート

「休暇中にあった日本人」

海外の町で、見かけた、出会った、共に過ごした日本人に、ほっとしたり、
奮起したり、わが身を振り返ったり。そんな思いを綴ったレポートをいく
つかご紹介します。

■ カルチャープログラム 増井 大 (UK)■

私の住んでいる町には、日本人が1人住んでいる。月に一度ぐらい顔をあわ
せるぐらいだが、ロンドンにはたくさんの日本人がいる。私がロンドンを訪
れた時に思ったことなのだが、日本人は本当にうるさい。大声で名前を呼び
合ったり、大声で笑ったり、映画を見ている時や、静かに寛ぎながら飲むこ
とをウリにしているパブなどでも、日本人の話し声をよく耳にする。
大英博物館などの観光名所には、日本人ツアーのバスが来、キラキラとドレ
スアップした日本人がぞろぞろと出てくる。1Hか2Hほど、チラッと見て
次へ移動・・・・。イギリス人の友人や、ここのworkerも、よく日本
人はうるさいと声をそろえる。そして、金持ちだと・・・。
ロンドンの町ではよく、日本人をねらったスリやバーがあるらしいが、当然
といえば当然であると私は思う。もう少し、気をつかわなければと、日本人
観光客を見て肝に銘じている。

■ スクールプログラム 鈴木 美和 (オーストラリア)■

7/7からTerm2とTerm3の間の冬休みがあり、そのうちの前1週
間、日本の友達とケアンズで合流し、旅行してきました。今私が住んでいる
Narellanには、ほとんど日本人がいなくて(もちろん日本食レスト
ランもない)、家や友達に電話をかける以外には日本語をはなす機会が全く
ないので、思う存分日本語が話せる期待と、日本食を食べる期待で胸いっぱ
いに旅立ちました。
ケアンズに着いて気付いたのは、まずケアンズが思っていた以上に小さな街
だったという事。そして、その小さな街に日本人がいかに多いかという事で
した。私たちは現地ツアーでラフティングとGBRクルーズのツアーに参加
しました。両方とも日本人スタッフが常駐し、日本語対応OKで、ラフティ
ングなどは日本人グループと他グループに分かれてボートに乗るという、い
たせりつくせりのサービスでした。街を歩いていても各1ブロックには必ず
日本語の看板が出ているし、歩けば日本人とすれ違うという具合です。あま
りに同じ人種と会わなかったので、最初は少し嬉しがっていましたが、しば
らくするとあまり外国にいるという実感がなく、何だか物足りません。確か
にどこに行っても日本語が通じ、現地の人達も日本語と英語のMixしたへ
んな英会話を理解してくれ、欲しいものがすぐ手に入るという事は、すごく
便利だし生活しやすいと思います。(更にケアンズは気候も最高だし)が、
日本人同士で固まってしまうという、英語を学ぶ上では悪い状況になりかね
ないですね。日本人が全くいなく寂しい思いをするか、たくさんいすぎて日
本と同じ生活になってしまうか、どちらが良いのか・・・・。とても複雑な
思いでした。(その頃には前者でかなりのストレスがたまっていたので)
ワーホリらしき男の子2人が話していた会話で、長く住んでいる方が「英語
なんて単語がわかれば何とかなるよ。英語使わなくても全然大丈夫。俺英語
しゃべってないもん。」という言葉がとても複雑な気分でした。

■ スクールプログラム 内山 美沙緒 (オーストラリア)■

7/2〜7まで同じ様にインターンをしている友達と一緒に、旅行に行って
きました。今回は旅行の話ではなく、旅先で出会った日本人について書きた
いと思います。”なんだ・・・”って思うかもしれませんが、この出会いで
自分の考え、気持ちが変わった気がします。
インターンとしてオーストラリアに来て2ヶ月、私は日本人と出会う事なく
時間を過ごしてきました。だから、私の知っている日本人=日本に住んでい
る家族・友達・・・私はあまりにも知らな過ぎました。この旅行で、7人の
日本人に会いました。その中から3人の事を書きたいと思います。
1人目は、アコモデーションのレストランで出会いました。彼女は3月に高
校を卒業したばかりで、9月からハワイの大学に通うそうです。今彼女は、
ワーキングホリディビザでオーストラリアに来て、ツアーガイドをしていま
す。英語の勉強の為とはいえ、18才で朝4:00、5:00からの仕事は
大変だと思いました。
2人目はツアー中に。彼女は観光ビザでオーストラリアに来ていて、1ヶ月
は語学学校、残り2ヶ月は、ラウンドをしていました。英語力は私とあまり
変わらないけど、彼女には勇気がありました。全部自分で予約して
(Hotel、Train、Tour・・・etc)大きな鞄を持って移動
して・・・とてもパワフルな人でした。彼女の話を聞いて、私も1人旅しよ
うカナ?と思うようになりました。
3人目は、私と同じようなインターンをしている人。普通なら1年が限度な
のですが、彼女は今年で2年目。学校側から是非残ってくれ!と言われたそ
うです。私も同じ事を言われるくらい、頑張って活動したいと思います。
出発する前、みんなに”すごいね!頑張ってるね!!”と言われましたが、
いろんな日本人に出会って、自分が情けなくなりました。オーストラリアに
来て、3ヶ月、1人で何もできない・・日本にいた時の生活と変わらない。
私は周りに頼りすぎていたと思います。全然スゴクないし、頑張り屋でもな
い。もっと勇気・自信を持って、いろんな事にTRYしなければと思いまし
た。
私のステイは、あと半年残っています。残りの時間を有意義に使い、今より
も成長して日本に帰りたいです。

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「現地で感じた社会問題」

情報産業、通信の発達で、世界は狭くなり、情報に国境はなくなったと言
われますが、日本にいては得られない情報、また、その場所にいなければ
実感できないことが、まだまだあります。活動中の皆さんはそれぞれどん
な社会問題を実感していますか。各国で活動しているインターンの方より
寄せられた、肌身で感じた現地の社会問題についてのレポートをお送りし
ます。

■ スクールプログラム 木村 由紀 (アメリカ)■

アラスカは比較的治安も良く、人はとても親切で、私たちの様な何も知ら
ない外国人にとっては大変暮らしやすいところと思います。(交通手段は
限定され、コストは高いですが・・・・)
ただ、誰もがアラスカの村のアルコール問題を口にします。私の村もアル
コール中毒者が多くいて、プライベートなつき合いは控える様、再三注意
をされています。特に被害を被っているわけではありませんが、アルコー
ルはアラスカ全土で深刻な問題になっているようです。これから短い夏が
終わり、秋・冬を迎えると、その問題が現実として把握されるのかなと
ちょっと不安もあります。Fairbanks滞在者の話によると、寒さ
より、暗さが、相当精神的なストレスとなるとのことです。夏至を過ぎた
頃から顕著に日が短くなってきます。朝や晩、雨の日には冬のジャンバー
が必要な時もあります。
暮らしてみてはじめて、現地の実際の自然現象を理解できました。ここで
は明らかに自然に順応し、身を任せていかなければ暮らしていけません。
人間は単なる訪問者なのかな?と感じる今日この頃です。アラスカの大自
然の朗らかさと厳しさを身を持って体験できる今回の経験は、まちがいな
く、今までの私を変えてくれそうです。

■ スクールプログラム 重松 佐綾香 (アメリカ)■

ある日、授業中に2年生の女の子が泣いていました。1番後ろの端の席
だった為、誰も気付いていませんでした。私が近よって声をかけると、彼
女は顔をあげました。部屋の暖かさの為か鼻血が出ていました。
私はあわててホストティチャ―の所につれていき、彼女は保健室につれて
いかれました。彼女が教室を去った後、床や机の上をふこうとしたところ、
さわらないで!と言われました。私が驚いてなぜかとたずねると、血は危
ないから触ってはいけないとの事でした。数分後にマスクと手袋をした人
が消毒液を持って現れ、清掃をしていました。生徒達もそばには近寄らず
離れて座っていました。
HIVの問題はどこの国でも取り立てられていますが、ここでは本当にみ
んな非常に注意を払っていました。
日本でもし、誰かが鼻血を出したら、みんなティッシュをあげたり、きれ
いにするのを手伝ったりしたと思います。
どちらが良いかはわかりませんが、新しい発見でした。

■ スクールプログラム 本間 香織 (オーストラリア)■

学校にメンタルプロブレムを抱える生徒がいる。
その生徒に対して、先生の中にもネガティブな考えを持っている人がいる。
この学校はメンタル、フィジカルプロブレムを持つ生徒を受け入れている
ので、それをポジティブに受け入れる人とネガティブに受け入れる人に分
かれる。私はポジティブ派。私のまわりにもメンタルプロブレムをかかえ
る人がいるので(日本にもオーストラリアにも)どんな風に受け止めるべ
きか考えさせられる。特にメンタルプロブレムは世界中に増える傾向にあ
ると思うので、オーストラリアの現状を勉強していきたい。

■ カルチャープログラム 栗山 順子 (スペイン)■

今月のトピックといえば、6月8日からホームステイの仲間が出来た事で
す。
彼女は12才のロシア人(ベラルーシ)ですが、チェリノブイリの原発で
満足な食事が出来ない為、より良い食事を得る為に、ホームステイをして
いるそうです。同じ様な子供達がヨーロッパ全土でホームステイをしてい
るらしく、今月末まで、ステイするという事でした。しかし、彼女は全く
スペイン語が話せず、異国で一人っきりで知らない人達に囲まれ、緊張の
ためか最初はだまったままで、まるで来たすぐの頃の私の様で、彼女の気
持ちが痛いほど伝わってきます。幸い英語が話せるので(私よりはるかに
上手です。)私やここの子供とは英語で会話をしています。日本にいる時
は、週一度カナダ人の友達と会う機会があったので、ぼちぼち英語を話し
ていたのですが、今はすっかりスペイン語モードになっているため、英語
に切り替えるのは大変です。英語で話そうとしても、ついついスペイン語
の単語しか分からなかったり、また、ホストマザーはスペイン語オンリー
なので、私のつたない英語とスペイン語で通訳をしたりしています。
(ちゃんと伝わっているか心配ですが・・・。)
しかし、彼女に関して一つ苦労している事があります。英語ははなせるの
ですが、こちらが言った事に対してYes,Noとしか答えません。それ
以上の会話をしようとせず、また、ここの子供達が笑わせようとしてもあ
まり笑わず、つまらなそうな顔をしています。確かに大人ばかりで、他に
することもなく、退屈していると思いますが、「何がしたい?」と聞いて
も「何もない。」としか答えません。車がある時は一緒に泳ぎに連れて行
くのですが、それ以外はずーっといすに座ったままで、タメ息ばかりつい
ています。昨年、仕事で小学6年生を韓国へ連れて行った事があるので、
この年頃の女の子の対応は、少しは分かっているつもりでしたが、(よく
同じ年の近所の女の子がここへくるし)どうしていいか分かりません。最
初はほとんど食べなかった食事も今はずい分と食べるようになってきたし、
泳ぎに行った時は嬉しそうなので、だんだんと慣れてきたら、違うかなと
は思いますが・・・。
それにしても、チェリノブイリの原発といえばずい分前の事だと思います
が、今でもこんなに大きく影響している事に驚きました。(日本にいる時
もそんなに関心がなかったので、正直いってあまり詳しくは知らないので
すが・・・・。)
日本人は特にそうだと思いますが、食べ物に対してとても贅沢で、粗末に
したりしますよね。私の弟等もあれは嫌いだ、これは嫌だと文句ばかり
言っています。こういう現実を目のあたりにして、又、前月の畜殺場の見
学など、食べる事に関して、いろんな事を考えさせられています。
この研修に参加した当初は、ちょっと落ち込んでいた事もあり、仕事をや
めてまで、このプログラムに参加して良かったのかと悩んだりもしました
が、この様な経験ができるのも、ここへ来たからですね。悩んだりした事
も将来の私にとって、きっと大きな糧になってくれると思います。

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「田舎での生活の楽しみ方」

「「田舎での生活の楽しみ方」が5月号のハローインターンに載っていた
ので、私も一言。」と投稿をいただきました。(2001年5月投稿)

■ ビジネスプログラム 加藤 波里央 (アメリカ)■

私は車を持っているので、どこへでもいけるのですが、はっきり言って私
の住んでいる所も田舎です。そんな時は逆に田舎生活を思い切り楽しめば
いいのです!気候がよくなってきたのでこれから私もいろいろトライした
いと思います。近くに牧場がたくさんあるので乗馬もできるし、川で
カヌー、バイクパスでローラーブレードなどなど希望はたくさんあります。
あと近くに図書館などあれば、私の地元の図書館では月に何度か無料のコ
ンサート(しかもジャンルいろいろ)を開催しています。図書館は地元情
報の宝庫です。地域の新聞などがあると思うのでマメにチェックしてみる
といいと思います。
・・・というわけで私は日本にいたときには考えられないくらい、地域密
着の生活を送っています。
最後にちょっと長いのですが、地域で配っている冊子に載っていた文を。

"You know You're in a Small Town When"

You know You're in A Small Town When:
-> Clogging is more important than disco on Saturday Night.
-> Third Street is on the edge of town.
-> The editor and publisher of the newspaper carry a camera at 
all times.
-> You don't use your signals because everyone knows where you 
are going.
-> You speak to each dog you pass by name, and he wags at you.
-> You are run off Main Street by a combine.
-> You can't walk for exercise because every car that passes 
offers you a ride.
-> You miss a Sunday at church and receive a get well card.
-> Someone asks you how you feel and listens to what you say.

Thanks God for small towns - and the people who live in them. 
Author Unkown 
素敵ですよね?

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★ 海外生活Q&A

今月のケーススタディ
 「どうしたら語学が上達するのでしょうか?」

実際に生活してみると「相手の言う事が聞き取れない」「何か言おうとし
ても言葉が出てこない」「語学力が全く伸びず、友達やスタッフの会話の
輪に入る事が出来ない」と、言葉の悩みは尽きません。では、どうしたら
話せるようになるのでしょうか?
残念ながら「王道に近道なし!」こつこつ努力するしかありません。
以下に、インターンの方が実際に現地で生活して、言葉に関して感じたレ
ポートをご紹介します。

研修は調理実習の為、自分からどんどん質問をしないと何をして良いか分
からず、ただボーッと見ているだけで終わってしまいます。私はこの村で
は初めての日本人らしく、何かにつけ注目され、それですっかり萎縮して
無口になり、表情さえもない時がありました。そういう時は人も余り話し
かけてくれません。そんな時、実習で聾唖の人と知り合いました。彼女は
私の辞書から、発音記号と平仮名を書き取り、自分の名前を教えてくれま
した。言葉が十分でないから仕方がないとか、もう少し気を使ってくれた
らいいのにと、人のせいにばかりして話そうとしなかった自分に比べ、話
したくても声が出ない彼女が一生懸命コミュニケーションをとろうとして
いる姿を見て「私に必要なのは、語学を勉強する事より、むしろ人とのコ
ミュニケーションをとろうとする事ではないか」と思いました。
スペイン・カルチャーインターン

こちらに来た当初は、ルームメイトの人達に対して心の中で「どうせオマ
エラは第2外国語で生活する者の気持ちなんか分からないだろう」と毒づ
いていたところもありました。
しかし今は「分からなくてアタリマエだ」と思っています。確かに彼らと
僕の会話量は少ないけれど、それで気まずくなる事はありません。少しず
つプラスの方向へ持っていければそれでいいのでは…。あとはディナーと
か野球観戦に誘われたら、まず断らない事にしています。
アメリカ・ビジネスインターン

ここの人は、話そうという態度を見せたら絶対に分かろうとしてくれます。
相手はこちらが日本人と言う事も分かっているので、英語が話せないと言
う事はすでに分かっています。
だから「分からない」「もっとゆっくり話して」と頼めば、必ずそうして
くれるし、「意味が分からない(その単語)」と言えば、単語の説明もし
てくれます。どうしても分からなかったら、もっと簡単な文章にして話し
てくれます。何度も私は、英語を英語で通訳してもらいました。一番大切
なのは、話そうという態度を見せる事です。 
日本では少し恥ずかしい様な事でも、こちらではそれぐらいの気持ちがな
いとダメだと思います。少し図々しいかと思うくらい話しつづける事だと
思います。
               アメリカ・スクールインターン

如何でしょうか。
言葉はコミュニケーションをとる為のツールですから、言葉だけを覚えて
も何にもなりません。やはりコミュニケーションをとろうという気持ちが
大切ですね。いろいろな事に興味を持って、沢山話して下さい。日本にい
ては、覚えた事をすぐ実践で使うのは難しいですが、現地にいる皆さんに
はそのチャンスが沢山あるはずです。「習うより慣れろ」という言葉もあ
ります。間違える事は恥ずかしい事ではありません。たくさん話して、た
くさん間違えて、その国の言葉を自分のものにして下さい。

=================================
★ 日本紹介ワンポイントレッスン 「運動会」

秋晴れの一日、日本では運動会シーズンです。子供は身体を動かすことが
大好き。ミニ運動会を企画してはどうでしょう。「玉入れ」は色の名前、
数の数え方、日本語で応援など小さい子供から日本語の要素が取り込めま
す。
1日目:「赤」「白」の色の名前を覚えながら、布や紙でボール作り。
2日目:ルールを説明し、勝敗を判定するための数の数え方は実際にボー
ルを投げながら。
3日目:声を揃えて応援の練習、日本語とその国の言葉を交互に。
そしてよく晴れた日に「ミニ運動会」の決行です。

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★ 編集後記

今月、印象に残った二つの言葉を。

一つ目は、前回の編集後記に対し、
”「日本を知ること」もいいと思いますが、自分の心の中にある「日本人
の良さ」をずっと見失わずにいることも大切だと思います。”

もう一つは、教育の大切さ・効果を伝えるアジアのことわざ。
”1年先を考えるなら種をまけ。10年先を考えるなら木を植えよ。
100年先を考えるなら人を教えよ。”

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■ 編集・発行:インターナショナル・インターンシップ・プログラムス
       〒113−8419 東京都文京区西片2−22−21

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〜30年間、国際交流を支援しています〜
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