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       H E L L O  I N T E R N

              December 2001
                Vol. 72


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===== 12月号もくじ =====

 ★在アメリカインターン・リポートによる 「同時テロを語る
                      〜その時インターンは〜」
 ★”The Washington Post”より     
 ★インターン・リポート         「家族」
                     「生活の場所の選択」
 ★海外生活Q&A            「クリスマス」


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★ 在アメリカインターン・リポートによる 「同時テロを語る
                      〜その時インターンは〜」

「その時、インターンは?研修先は?」そして、「事件後の生活は?」
アメリカで活動中の方々のレポートより、テロ事件直後やその後のアメリ
カ、研修の様子について、お伝えします。

■ スクールプログラム 東 早苗 (アメリカ) ■

9月11日、NYで大惨事が起きた。
あの日は学校はやはりいつもと違った。
朝はなにひとつ変わらないいつもどうりのスタートだったけれど、9時ご
ろ先生の出入りが頻繁で、何だか緊迫した様子で(なにかあったのかな?)
なんて思っていたら1人の先生がこそっと事件のことを教えてくれた。
”ツインタワーって知ってる?”って聞くので”はい”って答えたら、
”ハイジャックされた飛行機がビルに突っ込んだ”って教えてくれたんで
す。(はっっ??何言ってんだろう?英語の聞き間違いかなあ?)って
思ったほどです。まさかそんな事が起るとは…。
(ウソでしょう〜映画じゃないんだから)っていう思いは、あまりに真剣
な表情とともにかきけされました。
それからは授業もままならず、我が子を心配する親がぞくぞくとかけつけ
午前中にはほとんどの生徒が帰宅しました。私の住んでいる所はNYCま
で30分の為、パニックにならないよう生徒には極秘だったんです。だか
ら、なんで下校するのか不思議ながらも喜んで生徒は帰宅していました。
残った生徒にお絵描きをさせていた先生がいたのですが、その生徒のうち
の1人がツインタワーを描いていた…。というから驚きです!何も知らな
いのに…。
翌日は休校で、その次の日はみんなで教会に行き祈りました。靴下や
Tシャツがたくさん集められ、放課後には出口で先生によってアイスが売
られ、そのお金も送られました。
この事件を通してアメリカという国の強い団結力、国を愛する強い気持ち
をすごく感じました。
3週間たった今はだいぶおちつき、前と変わらぬ日々が送られているよう
に思います。けれど人々の心に深く残り、忘れられない、歴史に残る1日
となるでしょう。しかし日本人として、これ以上の死者がでてしまうよう
な悲劇が、これ以上起きないことを今はただ願うのみです。


■ スクールプログラム 石川 美保 (アメリカ) ■

新聞、ニュースなどで連日報道されているので、知っていると思いますが、
9/11(火)にテロ事件がありましたよね。私は前のHost Teacherの
紹介でN.Y.にいるアメリカ人の女性を訪ねにその1週間前までN.Y.
にいました。彼女のアパートの窓からはTwin Towerがきれいに見えてい
ましたし、もちろんその真横も歩いていました。…Twin Towerにのぼっ
てはいませんが。そんなワケでテロ事件のニュースを学校で聞かされた時
はものすごくショックでした。
学校での対応はといいますと、Stuffへの知らせは全てメモにて渡され、
子供たちには「Confidential」つまり、秘密にしていました。そして、
私の元へ最初のメモが回ってきてしばらくすると、子供たちをトルネード
用の避難所に移動させ学校中のドアや窓は全てロック(1ヶ所だけ、ピッ
クアップに来る親御さんの為に開けておいた)。男性Stuffは駐車場で怪
しい人がうろついていないか見張っていましたし、学校が終わって10分
後の4:00pmには駐車場の車はほとんどなくなっていました。
Stuffの皆さんもすぐ帰ったんですね。
私も家に帰ると、いつもは私より帰りが遅いHost Father & Motherが
すでに帰宅して、TVに釘付けでした。飛行機がTwin Towerにぶつかる
瞬間の生々しい映像を見た時は、ショックのあまり言葉も出ませんでした。
それから1週間はどこへ行っても誰に出会っても話題は、このテロ事件ば
かり。その中で、ある女性に「日本に帰りたくなった?」と尋ねられ、返
事につまってしまいました。「帰りたい」と思う自分もいるし、「帰りた
くない」と思う自分もいるからです。はっきり言って、テロ事件が起きた
時は、正直「帰りたい」と思いました。ですが、それでも私はアメリカが
好きですし、Host School のStuff、Kids、Parents、Host Familyのみ
んながとても好きなんです。それに、今、私がアメリカにいて子供たちに
日本の事を教えている事にとても満足しています。残り3ヶ月になってし
まいましたが、後悔せぬようにがんばりたいと思っています。

先日、夏に受けたESLの先生に「今度、日本から中学生が12人、私の
学校に1週間程、訪れる予定なんだけど、もし良かったらヘルプをして欲
しい。」と言われ、受け入れの準備を手伝ったり、日本から送られてきた
中学生のプロフィール(英語訳ではなく単にローマ字で書いてあったりし
て…)で分からないところを説明したり、中学生を受け入れる
Host FamilyのParents Meetingに参加したりしてきました。…が、テロ
事件の影響で結局彼らはアメリカに来る事をキャンセル。当然と言えば当
然で仕方のない事なんですが、やっぱり残念ですね。

■ スクールプログラム 刈屋 直子 (アメリカ) ■

9月11日は歴史的大事件American Attackが起き、幸か不幸か、日本に
いるときよりも、身近に感じることができた。日本にいた時は、世界情勢
などただの活字で、どこの国にどんな宗教があって、どのような人たちが
生きているかなんて、想像に過ぎなかったが、今は、人種、宗教、国の違
いを意識せざるを得ない。事件が起って、真っ先に思ったことは”アジア
人が犯人だったらどうしよう”ということだった。同僚の先生から「Pearl
Harborのようだ」って言われた時にはとても悲しかった。今まで自分が
アジア人、日本人だと強く感じたことなどなかったけど、世界にでたこと
でそれを認識するようになった。
アメリカの長所は(この学校の?)、子供に対するケアが多いところだと
思う。事件当日には全校生徒が集まってチャペルがあり、その夕方には親
を対象に「この事件による子供への影響、ストレスの対処」の講義が牧師
さんから開かれていたようだし、攻撃シーンもあまり見せないように、と
のことだった。(逆に短所は、”子供を親なしで家においたらいけない”
法律があるくらい危険が身のまわりに多い。何をするにも車で送り迎えす
るのは、距離的な問題もあるが、子供から目を離すと、ドラッグなどに近
づく可能性がある。)ということだ。3週間経過した現在では、アメリカ
の国旗はもちろん、ピンバッチ、Tシャツ、赤、白、青3色のリボン、と
大人から子供まで愛国心が強いことが見受けられる。もし、これが日本
だったら、どうしているだろうか?と想像してしまう。日の丸掲げて国歌
を歌うだろうか?WWUによって多くの犠牲者を出したことから、日本は
「戦争は何も生まない、いい戦争なんてありえない。」ということを学ん
だはずではないか。そんなことを思った。

■ ビジネスプログラム 金光 有紀 (アメリカ) ■

9月11日にここアメリカで、テロ攻撃を受けました。多くの罪のない人
が巻き込まれ、1ヶ月たった今でもたくさんの人が行方不明のままです。
この事件をきっかけにあらゆる所で国旗を見かけるようになりました。
私のいる施設ではもともと国旗を掲げていたのですが、テロ以降には各部
屋に国旗の書いた紙が配られ、窓かドアに張るようにとのこと。個々では
国旗の模様のピンやバッチをつける人もいれば、青・赤・白のリボンをカ
バンにつける人もいれば、テレビを見ていてもコマーシャルの中で国旗の
絵がでてくるなど何かの形で国旗を意識しています。テロ以前にも国旗に
ついては目につくものがあって、ボーリング場やスーパーマーケットなど
公共の場所や、集合住宅の中心の広場など、当たり前のようにかかげてあ
り、また、国旗の絵の書いた服を着ている人などもたくさん見かけました。
私が思うにアメリカ人にとって多種多様の人々が住むアメリカでは唯一国
旗の下ではアメリカ人であるという事を意識させてくれる物ではないかと
思っています。なので、今回このテロの後、皆が国旗を掲げる事には
”我々は一つだ。決して負けない”というような感じに思えてなりません。
国旗という目に見える物によって一つになれるアメリカ人。良いとか悪い
とかではなく、つくづくアメリカの大きさを感じた一件でした。


アメリカ人の愛国心の強さを再認識したとのレポートを多くいただきまし
たが、「嘆く人、他人事と考える人と、アメリカ人の反応も様々です。」
などのレポートも届いています。
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★ ”The Washington Post”より   

今年9月の米国多発テロ事件に関して、アメリカの”The Washington Post”
に掲載された記事を紹介いたします。

Immigration Rules Tightened
Ashcroft Expands List of Groups Whose Members Will Be Barred; 
Critics Call Policy Too Broad 

By Mary Beth Sheridan
Washington Post Staff Writer
Thursday, November 1, 2001; Page A03

Attorney General John D. Ashcroft yesterday announced new 
measures designed to keep terrorists out of the United States, 
including an expansion of the list of foreign groups whose 
members will be automatically barred from entering the country.

"America will not allow terrorists to use our hospitality as a 
weapon against us," Ashcroft said at an afternoon news 
conference.

The 19 terrorists who carried out the deadly Sept. 11 attacks 
entered the United States on temporary visas obtained at U.S. 
consular offices overseas. The ease with which they entered 
the country and stayed here undetected has prompted criticism 
of immigration policies and intelligence practices.

Ashcroft yesterday asked Secretary of State Colin L. Powell 
to add 46 groups to the list of terrorist organizations whose 
supporters are not allowed to visit the United States. Powell's 
approval, considered a formality, would bring the total number 
of groups to 74.

However, Ashcroft promised to aggressively target an even 
larger pool of people who can be denied entry to the United 
States under the far-reaching anti-terrorism legislation 
approved last week.

The law allows authorities to exclude members of any group 
allegedly connected to terrorism. And it doesn't apply solely 
to extremists themselves; people who contribute money or 
support to such groups -- even for innocent activities -- 
can be kept out of the country.

Civil libertarians and immigration advocates have expressed 
concern that people unrelated to terrorism could be tarred by 
the law.

"The government has shifted focus from the actual terrorists 
. . .to people who merely have some sort of political 
association with a proscribed or disfavored group," said 
David Cole, a constitutional law scholar at Georgetown 
University.

"I don't think it's fair to treat someone who sends medicine 
to a hospital as a terrorist, simply because the hospital is 
connected to an organization we've designated as a proscribed 
group," he added.

The alleged terrorist groups posted by Ashcroft yesterday 
included organizations that have already been named by the 
White House and the Treasury Department as alleged backers of 
terrorism, or by the State Department in its annual terrorism 
report. Many are Middle Eastern groups, but there are also 
organizations focused on Rwanda, Ireland and other countries.

Several of the groups are linked to Osama bin Laden's al Qaeda 
terrorist network, which President Bush has blamed for the Sept. 
11 attacks that killed nearly 4,700 people in New York, the 
Pentagon and Pennsylvania, Ashcroft said.

To date, 1,087 people have been arrested or detained in the 
investigations of the Sept. 11 attacks, including 182 charged 
with immigration violations, the Justice Department said 
yesterday.

Ashcroft said foreigners who use their prominence to endorse 
terrorist activity will also be kept out of the United States. 
That appeared to be a reference to people such as Omar Abdel 
Rahman, an Islamic cleric accused of inspiring the terrorists 
who bombed the Word Trade Center in 1993.

Ashcroft also said new security measures would be imposed to 
tighten the system under which foreign visitors obtain U.S. 
visas. While he gave few details, officials said applicants 
for visitors' visas would have to fill out an extra form that 
asks for more biographical and other information, such as past 
travel.

Normally, U.S. diplomats abroad approve or reject foreigners' 
applications for visas, based on documents and a check of an 
automated database of suspected criminals and terrorists. 
Many applicants are also interviewed.

In some cases, foreigners' applications are sent back to 
Washington for extra screening. That often happens to citizens 
of countries considered sponsors of terrorism, such as Iran or 
Iraq.

The attorney general announced that Steven C. McCraw, an 
intelligence official at FBI headquarters, will head a new 
task force focused both on keeping foreign terrorists out of 
the country and detaining those who have already arrived. 
McCraw's task force will try to coordinate the work of federal 
agencies that have guarded their intelligence reports in the 
past. The lack of information-sharing also has been criticized 
in the wake of the Sept. 11 attacks.

Mary Ryan, head of the State Department's Bureau of Consular 
Affairs, which oversees visa issuance, reiterated at a 
congressional hearing yesterday that her staff had no 
information that any of the 19 alleged hijackers was considered 
a security risk at the time they sought travel documents.

"We have the best system in the world," Ryan said, referring to 
her department's automated computer system of criminal and 
terrorist suspects. But the system, she said, is only as good 
as the information in it. 

"We have to get better information from our law enforcement 
and intelligence agencies," she said.

Ryan and Michael Becraft, acting deputy commissioner of the 
Immigration and Naturalization Service, came under fire 
yesterday at the hearing held by two House subcommittees 
examining the student visa system.

Legislators criticized the INS for being unable to track 
foreign nationals who entered the country on student visas 
but didn't show up at their schools. One of the alleged 
hijackers, Hani Hanjour, held a student visa but never 
attended the school he had applied to. The other 18 alleged 
hijackers were issued tourist and business visas.

Becraft said a computerized system to keep track of foreign 
students could be up and running by next summer. The system 
was mandated by Congress in 1996 but has faced opposition 
from universities and members of Congress.

Staff writer Dan Eggen contributed to this report.

The Washington Post Company
<http://www.washingtonpost.com>

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★ インターン・レポート

「家族」

家族。なかなか外からは見えないものですが、ホームステイ先や知人宅で、
「国やそれぞれの家族で違うな」「同じだな」と感じることありませんか?

■ カレッジプログラム 行宗 登美 (アメリカ) ■

「自立について」
ダイアンの家に招かれたときのことです。Students、affairs のトップ
で、夫は会計士だから、当然大変いいお宅に住んでいるわけ。ダイアンの
お父さん72歳は奥さんの亡くなった後イギリスから娘の住むここアレン
タウンへ越してきて、娘のすぐ近くの家を買って一人暮らし。夫の方のお
父さんは84歳、老人ホームで自立。娘は大学生で、アパートで自立。2
階にベッドルーム4つ、地下室にもファミリールームとベッドルーム、1
階にリビング、ダイニング、ファミリールームという大きな家で、
みんな一緒に住める十分な大きさだと思うけど、ダイアンは夫と2人で住
んでいる。そして週に1回か2回みんなで食事を楽しむ。
ダイアンの車でまず、ダイアンのお父さんの家に行き、次は老人ホームへ
夫のお父さんを迎えに行き、レストランへ。そこへ娘とボーイフレンドも
きて、家族全部そろって食事。ピザとビールで長いことしゃべって、支払
いになったとき、まず夫が勘定書きを読んで自分の父に渡す、彼はおもむ
ろにお金を出して、そのお金と勘定書きをダイアンの父に渡すと、彼もお
金を出してダイアンの夫に渡す。あたしのところにも周ってきたから、割
り勘なんだろうと思ったけれど、ダイアンの夫のところで勘定書きは
とまった。彼がお金を出して、チップをテーブルの上において店をでた。
そこで、娘と家族全員が抱擁しあい別れる。帰りもまた老人ホームとダイ
アンのお父さんの家に寄って、最後に学校であたしをおろして、2人は
帰っていった。
精神的に深く結びついているけど、暮らしはみんな見事に自立している。
ダイアンのお父さんとは話があって、前に2時間ぐらいおしゃべりしたこ
とがある。彼の若かったころの昔の話を聞いてくれる人がきて、ものすご
くうれしかったみたい。夫の方のお父さんも高齢で足が不自由で言葉も
ちょっと不自由で、右手もちょっと不自由で、老人ホームとはいえ、あれ
で一人暮らしは日常大変だと思うけど、ダイアンのお父さんもいっていた
ように、とても自立心のある人で、一人でいることを自分で望んでいる。
人に寄りかからないで、生きていこうとする、自立した精神に頭の下がる
思いだった。

■ ビジネスプログラム 瀬田 智子 (アメリカ) ■

9/28〜10/3まで休暇でロスにいきました。
ボスのTonyは実家がロスにあり、お母様が85才で一人暮らしという
こともあり、2週間に1度は車で5時間ほどかけてロスに帰るのです。
私はその車に乗せていただいて、行きました。最初の2泊は実家に泊めて
いただきました。
ユニバーサルスタジオにも近い、スタジオドライブという所にあり、比較
的治安も良さそうに感じました。
着いてすぐ、お食事を出していただいたのですが、これがまさに家庭の味、
おかあさんの手作りでアメリカに来てからロクな食事をしていなかった私
にとっては、涙が出るほどおいしく、有難く感じました。
ボスの祖父母は全員Italianでボスのお母さんはアメリカで生まれ
たそうです。でも、両親がItalianだったせいか少しイタリア語が
話せて、私も少し話せるので一緒におしゃべりしました。
ボスとお母様の会話は正直言って笑えました。例えば、「この子は普段料
理なんて全然しないで、ここへ来て、食べていくの」とお母様が言えば
「ボクは料理が嫌いなんじゃないんだよ。時間がないんだよ。疲れている
んだよ。」とボスが言い返したり。
年をとっても、国が違っても、親子の会話は変わらないなあと感じました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「生活の場所の選択」

生活の場所の選択。日本にいると考えることはあまりないのではないで
しょうか。
最後に、生活の場所の選択についてのレポートを二つ、ご紹介します。

■ カレッジプログラム 佐伯 裕美 (アメリカ) ■

平日毎朝ESLクラスに出席している。クラスメートはメキシコ人、南ア
フリカ人、コロンビア人、ベトナム人そしてニカラグア人。ある時先生が
「アメリカにどうして来たのか、他に選択肢があったのか。」という質問
をしたところ、私以外の全員が「仕方がなかった。」と答えた。それぞれ
母国の情勢が不安定で、内戦の状態にあったり、進学が難しい状況だった
りと、皆私が予想もしていなかった背景を抱えていた。自分から進んでこ
のプログラムに参加し、望むことは全てさせてもらえる今の私は、月並み
だが本当に恵まれていると改めて感じた。クラスメートたちはいつ母国へ
帰れるかもわからない為、一生懸命この国に溶け込もうと努力している。
私には9ヶ月間という限られた期間しかないが、彼らに負けないくらい努
力して、この期間を有意義なものにしていきたい。

■ ビジネスプログラム 高津 真美 (フランス) ■

こちらにフランス人の友人ができ、その子の考え方が今までになく新鮮に
思えた。24才の大学生だが、昨年2ヶ月日本に滞在して、大変日本が気
に入り、来年の1月から5ヶ月間日本へ滞在する予定だという。フランス
では学生の間にスタージュ(研修)をするのが普通で、彼女も今までイタ
リアの企業で1ヶ月間スタージュした事があるといっていた。そして、来
年日本でスタージュしたいのだそうだ。その後、又イタリアで半年ぐらい
スタージュした後、将来の仕事を具体的に決めると言っていた。彼女は英
伊を話し、日本語は今勉強中。日本に来るのがたった5ヶ月と聞いて、せっ
かく行くのにそんな短い期間でいいのかと最初は驚いたが、だいたいの様
子が知りたいだけらしい。特に何かを習得したい訳ではないので、それで
充分なのだ。そうやって、様々な仕事や職場、環境を経験して本当に自分
のやりたいことを見つけていくのは、とても合理的に思えた。フランスと
いう国にとらわれず、自国でも外国でも自分が生活しやすい、居心地の良
い所ならどこでもいいのだ。とても自由で選択の幅が広く、可能性の大き
さに驚いた。自分の今後の生き方にとても参考になった。
ちなみに、基本的に言葉ができる事が前提ではあると思う。フランス人は
英語を話さないというのは昔の話で、今はフランス語の他に最低でも英語、
プラス伊、スペイン語、ドイツ語を話せる若者が多いらしい。外国と陸続
きのヨーロッパならではと思う。これからの時代は2カ国、3カ国語を話
せる事が特別ではなくなるのだと思った。逆にできなければ、自分の才能
を生かすことができない環境になっていくのだと思った。

=================================
★ 海外生活Q&A

今月のケーススタディ
 「クリスマス」

「クリスマスイブやお正月にインターンの皆さんはどのように過ごしてい
るのでしょうか?」クリスマスの時期になるとMQで寄せられる質問の一つ
です。そこで今回はクリスマスについて取り上げてみました。

ご存知のように、クリスマスはキリストの生誕を祝うお祭りの日。キリス
ト教徒にとっては、一年で一番大事な宗教的行事のひとつです。海外に住
んでいたり、実家を離れて暮らす子供達も両親のもとに集まり、家族揃っ
て教会へ出かけ、その後にパーティーやお食事、そして、お互いの近況を
報告し合って久しぶりの家族の時間を共有する、そんな過ごし方が一般的
です。丁度、日本のお正月風景を思い出していただければよいでしょう。
日本のお正月も、親元を離れて暮らす子供達も親元に帰って、元旦は家族
だけで祝うことが多いですね。ですから年始回りは、2日以降にするのが
習わしです。日本では、お正月が一年で一番大事な行事であるように、キ
リスト教徒にとってはクリスマスが一年で一番大事な行事なのです。クリ
スマスイブに家族が集まるのも当然ですね。以下に、インターンの方達の
クリスマスに関するレポートをご紹介します。

「12月23日から一週間、仕事が休みでした。クリスマスには同僚の家族と
クリスマスディナーを食べ、友人の家族のパーティーに参加。そこの娘が
クリスマスイヴに教会で音楽を演奏するというので、みんなで聴きにいき
ました。殆ど私が知らない曲ばかりでしたが、ミサに来ている殆どの人は、
本を見ずに歌っていました。キリスト教の国なんだなと実感しました。ク
リスマスプレゼントに折り紙でオーナメント用のボールを作って皆にプレ
ゼントしたらとても喜んでくれました。同僚が「毎年これをツリーに飾っ
て君のことを思い出すよ」と言ってくれた時はすごく嬉しかったです。」
                 アメリカ・ビジネスインターン

「イタリアはクリスマスが一年で一番のイベントです。12月に入ると花屋
は毎日大忙しで、研修と言うより仕事をしていると言う感じです。クリス
マスの飾り付けの小物、ドライフラワーのアレンジ、クリスマスキャンド
ルのアレンジなど、同じ物を何十個も作ります。ゆっくり教えてもらう時
間もなく、見よう見まねで作っています。クリスマスが終わる頃には職人
になっているかも知れません。忙しいけれど充実した毎日です。」
        イタリア・カルチャーインターン

「フィンランドのクリスマスは日本のお正月のようでした。家族と過ごす
のがクリスマスで、New Yearは友人達と過ごします。クリスマスの準備は
一ヶ月も前から始まります。家の内も外も全てクリスマス用に変え、一週
間前になるとジンジャークッキーを焼きます。ホストファミリーの家では
300枚焼きました。これはすべてクリスマス中に食べてしまいました。ク
リスマスイヴの日は、10時に皆(家族だけ)でクリスマスポリッジという
甘いリゾットのような物を食べます。午後三時、いよいよクリスマスディ
ナーの始まりです。食べ終わると今度はクリスマスサウナへ。それからサ
ンタクロースの登場となります。私もプレゼントをもらいました。夜の9
時ごろ墓地へ行き、亡くなった人を忍んでキャンドルを灯しました。雪の
積もった墓地一面にキャンドルが灯され、美しい光景でした。」
                 フィンランド・スクールインターン

「12月23日よりクリスマスバカンスが始まり、同僚から実家でクリスマス
を過ごさないかと誘われた。日本では大半の人にとって、商業的、イベン
ト的な意味合いでしかないクリスマスだが、こちらの人達にとっては、日
本人の「お正月」と同じくらい大事な行事であり、宗教的な意味も深いの
で、最初はミサに行くことをためらったが、これも経験と思い参加した。
最近はフランス人も、特に若者は、宗教に感心を持っている人は少ないと
言うが、日本人に比べるとはるかに多いし、勉強もしていると思う。」
        フランス・スクールインターン

「ネパール人はクリスマスは祝いませんが、ホストファミリーが訊ねてく
れたので、私の場合は友達とおいしい物を食べに行ったり、部屋を飾った
りすると言った所、クリスマスの日はいつもより豪華な夕食を作って下
さった。私があげたプレゼントもすごく喜んで下さり、そのお礼にと皆が
クリスマスカードを下さった。こんなクリスマスは始めてです。忘れられ
ないクリスマスになりました。」
           ネパール・スクールインターン

「私はクリスマス休暇にコセンツァまで電車で友人のおじさんを訪ねるこ
とに決めていました。“席を特別予約する必要はない。毎年空席の方が多
いから”というおじさんの言葉に従いましたが、駅へ行ってびっくり、全
列車の席は満席、プルマン(バス)も同様でした。おかげでコセンツァに
移動することができず、ここ南イタリアでホスピタリティー溢れる休暇を
たっぷりと満喫しました。」
                   イタリア・スクールインターン

「12月22日からクリスマス休みに入りました。プライベートではホスト
ティーチャーの家で日本料理や茶道をもてなしたり、多くの人との出会い
もありました。間もなくクリスマス…。もみの樹を買ってクリスマスに飾
る準備をしています。この休みには近くの町に住む同じプログラムで参加
している女性とミュンヘンを旅する予定です。まだ雪は降りませんが、こ
ちらは急に寒くなり、朝は一面真っ白で芝生も凍っています。」
                    ドイツ・スクールインターン

スクールインターンの方に気をつけて頂きたいのは、クラスの全員がキリ
スト教とは限らないということです。宗教によっては、キリスト教に関す
る授業に参加することさえ禁じられ、参加できない子供もいます。授業の
準備をする際には、前もって先生に確認をし、指示を仰ぐことが大切です。
クリスマスの祝い方は、国により様々です。インターネットで世界のクリ
スマスの情報が入手できますので、興味のある方は検索なさってみては如
何でしょうか。
(http://event.yahoo.co.jp/docs/event/xmas2000/)
また、ターキーの丸焼きのレシピがありますので、ご希望の方は、ハロー
インターンのアドレス迄ご連絡下さい。


★ 編集後記

国や宗教で異なりますが、なにかと楽しいことが多い時期がやってきます。
研修中のほとんどの方が、一度きりの体験をたくさんされるのではないで
しょうか。
思い切り満喫して、たくさんの思い出を!
また、あなたの周りの方々にもあなたとの楽しい思い出がたくさん出来ま
すように!

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■ 編集・発行:インターナショナル・インターンシップ・プログラムス
       〒113−8419 東京都文京区西片2−22−21

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