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       H E L L O  I N T E R N

               March 2001
                Vol. 63


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===== 3月号もくじ =====



 ★私の就職活動記  〜インターンOGは今〜
   ◇通訳・翻訳コーディネーター 麻野間秀子さん◇

 ★世界ミニミニ歳時記 <カーニバル(謝肉祭)>

 ★月刊じゃぱん通信 <20〜30代の女性に人気の資格とお金の関係>
             〜 就職状況の厳しさを反映 〜

 ★インターン・レポート
   今月のテーマ 「初めて知った宗教の違い」

 ★ 海外生活Q&A 
<研修校および研修先が手配するホームステイでのステイ代について>

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★ 私の就職活動記  〜インターンOGは今〜

   ■通訳・翻訳コーディネーター 麻野間秀子さん
    (1998年4月〜6月、スクールインターンとしてアメリカで研修)


「積雪8cm」という東京都心としてはかなりの大雪に見舞われた
1月のある土曜日。悪天候にもかかわらず、
にこやかに待ち合わせ場所に現れた麻野間秀子さん。
柔らかい物腰の中にも芯の強さが感じられる女性だ。

麻野間さんは、1998年2月、
それまで勤めていた環境保護クラブの海外事業部を退職。
4月に渡米し、サンディエゴの中心から車で1時間のラモーナという
小さな町の私立学校で、インターンとして日本語を教えた。
3歳から14歳までの子供たちが学ぶこのクリスチャンの学校では、
日本で英語講師としてたくさんの子供たちを教えた5年間の経験を
そのまま活かすことができ、生徒達の反応も上々だった。

日本人インターン第1号としてのラモーナでの日々は
「毎日がとにかく楽しく」過ぎていった。
やがて学校が夏休みに入り、麻野間さんがアメリカを発つ日がやってきた。
1998年7月帰国。
しばらくは、友達に会ったり身辺の整理をしながら「休養」をとっていたが、
その間も就職情報誌や新聞の求人欄には目を通し、情報収集を欠かさなかった。
そして9月半ば、本格的に就職活動をスタート。
何かの形で英語と係わることができ、しかも将来性がある仕事を、と
新聞の求人欄から、事務系で募集職種の異なる3社をピックアップして応募。
3社とも面接を受け、条件や社内の雰囲気などを総合的に比較し、
最終的に2社目の人材派遣会社に10月1日付で採用が決定した。
「会社側が『急募』していたこともあって、
1次面接、2次面接とトントン拍子に決まり、本当にラッキーでした」

麻野間さんは、現在「通訳・翻訳コーディネーター」として活躍している。
クライアントの企業から通訳や翻訳の依頼を受け、
希望の言語、分野、レベル、期日といった諸条件を確認し、
その条件に合った通訳を派遣したり、翻訳者に翻訳業務を依頼したりする。
また、出来上がった翻訳をチェックし、
クライアントが希望するスタイル通りにパソコンで仕上げるのも彼女の仕事。
交渉力、語学の知識だけでなく、パソコンのスキルも欠かせない。
金額の見積りや支払関係の調整も含め、
通訳の派遣、翻訳者の手配に関するすべての業務が彼女の責任範囲だ。

この仕事を始めて2年3ヵ月。かなり忙しい日々が続く。
クライアントの約半数がテレビ局という事情から、
海外で紛争や災害が起こると、
その言語の通訳を求めて問合せの電話が彼女の元に殺到する。
「緊急に対応しなければならないことが多く、
常に時間に追われ、精神的に緊迫しています」

インターネット時代の幕開けと共に
自動翻訳・通訳機の開発が急ピッチで進められていることに触れ、
「この業界も長期的にみると楽観できません」と冷静に分析する麻野間さん。
自らの将来についてもまだ白紙だという。

世界各地を旅行するのが好きな彼女の「自分探しの旅」はまだまだ続きそうだ。

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★ 世界ミニミニ歳時記 <カーニバル(謝肉祭)>

キリスト教最大のお祭りと言われるイースター(復活祭、今年は4月15日)。
これは、キリストが十字架に架けられた後復活したことをお祝いするものだが、
この日の前40日間は「四句節」といって、以前は肉食が禁じられていた。
その前に思い切り食べて飲んで羽を伸ばそう、というのが
カーニバル(謝肉祭)なのだ。

「カーニバル」といって多くの人がまず思い浮かべるのが、
「リオのカーニバル」だろう。
期間中リオ・デ・ジャネイロでは、たくさんのサンバクラブの女性達が、
華やかな衣装で踊りながら行進し、街全体がラテンの情熱に包まれる。

ヨーロッパのカーニバルは、大きな人形の山車が街をパレードし、
祭服をまとった人々が街を練り歩く、といったものが多いようだ。
イタリアのビアレッジオやベネチア、フランスのニースやマントンなどの
カーニバルが有名で、期間中は世界中から見物客が集まり、
市民と一緒になって踊ったり歌ったり、まさに「お祭り騒ぎ」となる。
そしてカーニバルが終わると、ヨーロッパにもうすぐ春が訪れるのだ。

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★ 月刊じゃぱん通信 <20〜30代の女性に人気の資格とお金の関係>
             〜 就職状況の厳しさを反映 〜

「仕事の幅を広げたい」「転職に有利」「以前からの夢を実現したい」など
新たな資格や技術を取得する理由は人さまざま。
特に女性にとって、20〜30代というのは
本当に自分のやりたいことが見えてきたり、
現状への不満や将来への不安から、確実なスキルを身につけて
ステップアップしようと考える時期なのではないだろうか。

ある情報誌が、読者の女性を対象に、
どのようなスキルを、いくらぐらいかけて取得したかを調査した。
スキルアップの内容は、第1位がビジネス関係、
第2位がパソコン・情報処理、第3位が英語関係となっている。
また取得にかかった総費用は、10万円以下が約半数。
その一方で40万円以上の「高額投資派」も20%以上いる。この結果から、
現在の仕事や転職に役立つ「安く手軽な」スキルを求める人が多い反面、
独立も含め「これで食べていく」ための難易度の高い資格に
多額の出費を覚悟で挑戦する「二極化」が進んでいることがわかる。

さらに、人気の講座ランキングをみてみると、
英会話、医療事務、テープリライター、と続く。
短期間である程度習得でき、なおかつ低予算で、
就職に直結する技術を好む傾向がよく表われている。

「お金はかけられないけど、とにかく手っ取り早く
就職に有利な技術を身につけたい」という現実路線を進む日本の女性達。
彼女たちを取り巻く現在の就職状況の厳しさを強く感じずにはいられない。

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★ インターン・レポート

今月は「初めて知った宗教の違い」というテーマで、
インターンの方々からの体験談をご紹介します。
様々な人々が暮らす外国では、
宗教が人々の生活の根幹をなしているという場合も多く、
日本のように「無関心」の一言では済まされない大変デリケートな問題です。

これを読んで感じたこと、また宗教の違いに戸惑った経験など
ぜひお寄せください。
メールアドレス:hello@internship.or.jp
または郵送で「ハローインターン編集部」まで

■ スクールプログラム 矢作 恵子 (アメリカ)■

私の失敗談です。
今後活動を予定されている方への情報の一つとなれば幸いです。

私の研修校は、フロリダのウエストパームビーチ近辺の
子供たちが通っている私立校です。
クリスマスが近づいてきたある日、
サンタクロースを折り紙で折るActivityを行いました。
予めよく調べておくべきでしたが、
その学校にはクリスマスを祝わないユダヤ教の子供たちが3分の1ほどおり、
「サンタクロースは私に必要ないわ」と拒否されてしまいました。
「日本ではクリスマスを楽しむのよ」と説明し、
日本のクリスマスケーキやパーティーメニューのカタログを見せ
納得してもらいましたが、
「作ったサンタクロースは持ち帰れない」と置いていきました。

ユダヤ教ではほぼ同時期にHanukkahを祝うので、
その内容も調べて対応すべきでした。
私自身にとってはアメリカの宗教文化を知る良い機会となりましたが、
楽しいはずの折り紙(子供たちは毎時間折り紙を期待してきます)を
少しでもいやな思いを感じながら折っていたのかと思うと、
とても辛いです。

今後クリスマスの時期を通して活動される方は、
大変かと思いますが、その学校の状況を調べておくと良いかと思い、
ペンをとりました。


■スクールプログラム 福永 理絵 (アメリカ)■

私の研修校は、教会付属の私立の小学校です。
そのためキリスト教のことを深く知らない私は、戸惑うことが多いです。

毎週木曜日には教会へ行きます。
この時神父様より恵みとしてhost(聖餅、ミサのパン)を
頂くことができるのですが、
このことを帰宅してホストファーザーに話したところ、
私は仏教徒であり、その意味も責任も知らないのだから、
次回からはもらってはいけない、と教えてもらいました。
キリスト教ではとても意味のある重要なことだそうです。

日本では無宗教という人が多いと思いますが、
ここではそういうことを言うとかなりひんしゅくを買います。
生徒達もキリスト教に帰依しているため(かどうかは分かりませんが、)
とても親切で、お互い助け合います。
特に上級生は下級生の面倒をよくみます。
日本で問題になっている「いじめ」「学級崩壊」などは
ここではないようです。
ここの生徒達の姿は、大人の私たちから見ても素晴らしいものです。

今更ですが、私もキリスト教について勉強を始めました。
もっとキリスト教を理解して、クリスマスを迎えたいので。


■スクールプログラム 菊池 由里 (アメリカ)■

ホームステイ先の家族がユダヤ教を信仰しているとはまだ知らなかった頃。
「Thanksgivingの後はChristmas」とホストファーザーが言った後、
私は「楽しみだ」と言ったが、彼は何の返答もしなかった。
その時は「英語を間違えた」か「発音が悪かった」くらいにしか考えなかった。
後になって、彼らがユダヤ教徒であり、
当然クリスマスを祝うはずがないことを知った。
日本と同じ感覚で迂闊に答えられない。
もしその家庭がどの宗教の信者か分からない時にそのような話題がでたら、
先に「楽しみか?」と相手に聞いてみるのも一つの方法だと思う。

その後、ホストファミリーに
「神を信じるか?」「誰が人間や地上を作ったと考える?」などと聞かれた時は、
「進化(論)を信じる」と答え、難を逃れた。

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★ 海外生活Q&A

今月号から、インターンの皆さんが外国で暮らすうえでの注意点などを
毎月取り上げていきます。

今月のケーススタディ
「研修校および研修先が手配するホームステイでのステイ代について」

【Q】 毎月のステイ代に含まれるものは何ですか。

【A】ステイ代には、基本的に食費と光熱費が含まれます。
また、電話や電子メールを使用する際には、
必ず事前にホストファミリーに確認を取ることが大切です。
外食はインターン生の負担です。しかし、
ホストファミリーによってはいつも外食ということもありますので、
外食の回数が多くインターンの負担が大きい場合は
ホストファミリーと話し合って下さい。

ステイ代については、ステイを開始してから2、3日中に
ホストファミリーとよく話し合って下さい。
特に、旅行などのために不在になることの多い休暇中の支払いについては
事前にきちんと確認して下さい。
こうした確認を怠ったために、
良好だったホストファミリーとの関係がこじれたケースがありました。
また、自分で使用する身の回りの品(シャンプー、石鹸など)は
インターンの負担と考えて下さい。

国が違えば人の考え方も違います。
少しでも疑問に思うことがあれば、たとえどんなに細かいことでも
必ず話し合って下さい。
そして、自分を受け入れて下さったことに対して
感謝の気持ちも忘れないようにして下さい。

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★ 編集後記

日本は近年暖冬が続いていましたが、今年は久々に寒い冬です。
特に北日本や日本海側の地方は、大雪による被害も出ているようです。
インターンの皆さんはどのように冬を過ごしましたか。
またどのように春を迎えるのでしょうか。
楽しい出来事、興味深い経験などぜひハローインターンにお寄せください。
お待ちしています。



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■ 編集・発行:インターナショナル・インターンシップ・プログラムス
       〒113−8419 東京都文京区西片2−22−21

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