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特集記事 最初のあいさつ、簡単な自己紹介 (2003/11)



 ●名前を覚えてもらう

自己紹介するとき、まずなんといっても最初に名前を覚えてもらいたいものです。外国人にとって日本人の名前は覚えにくいと考えられるので名前のスペリングを教えてあげるといいでしょう。英語話者同士でも、相手の名前を書き取らなければならないような状況であれば、相手の名前のスペリングを聞きます。彼らは聞き慣れない名前や分かりにくい単語のスペリングを言うとき、よくこのような言い方をします。

 例. A as in apple, B as in boy, C as in cat, D as in dog,...

自分の名前のスペリングをちょっと思い浮かべてみてください。そして、それぞれのアルファベットで始まる単語を考えてみましょう。その単語が、特に自分を表現できるような単語であれば、相手に対して、よりインパクトのある自己紹介ができます。

 例. もしあなたがキミエという名前だったら?

 K as in kind, I as in invention, M as in music, I as in idea, E  as in enjoy.

上記のように、自分の趣味や性格などを表現できるような単語を並べるだけでも十分です。これなら自分の名前のアルファベットで始まる単語の中から、辞書を片手に好きな単語を選ぶだけです。すぐに始められることですから、やってみましょう!

また、日本人の名前は漢字に意味があるので、名前の意味を教えてあげることもいいと思います。このように自分の名前を紹介した後、ニックネームで呼んでもらえるように言うと、親しみがもてます。日本人の名前は英語話者にとって言いにくい場合もあるので、言いやすいニックネームを自分から提案してあげると親切ですし、覚えてもらいやすいでしょう。
 
 ●小物などを使って話題を提供する

相手と親しくなったり、話のきっかけを作るのに利用できるのが、ちょっとした小物や持ち物です。使う場面が多いのは名刺や家族の写真です。名刺に関しては、似顔絵のイラスト入りにしたり、名刺入れを凝ったものにするなど、シャイな人ほど持ち物に工夫をこらして話題を作るきっかけにしましょう。

写真については、財布に入れておくなどして、恥ずかしがらずどんどん見せるといいと思います。欧米やアジアでも家族の写真を持ち歩いている人は多く、お互いのプライバシーをちょっぴり共有することになりますし、写真を見せ合うことによって親しみを感じることができます。

 ●パーティーや大勢の前で話をするとき

人前であいさつやスピーチとなると、誰でも緊張するものです。しかし、極度の緊張で言いたいことが言えなくなったり、忘れたりすることは避けたいですよね。そんなときは、まずゆっくり深呼吸しましょう。そして、観衆の中で笑顔の人やうなずいている人を見つけ、彼らに向かって話をしましょう。しっかり聞いてくれている人を見て話せば、さほど緊張はしません。
 
立食パーティーなどでも、どうも落ち着いてゆっくり話せない、どうやって話しかけたらいいのか分からない、ということから苦手な方は多いようです。そんなときは、1人でボンヤリしている人がいたら話しかけたり、知り合いがいたら、その人が誰かと話していても近づいて、相手を紹介してもらいましょう。カジュアルな場であれば、誰かに紹介を受けなくても、知らない人に話しかけることは失礼ではありません。ごく自然に話しかけて自己紹介すればいいでしょう。

 ●その他のポイント

人間のコミュニケーションは、全体の半分以上が言葉ではなく、非言語メッセージによって成り立っていると言われています。非言語メッセージとは、ジェスチャー、声のトーン、顔の表情などから伝わるものです。英語に自信がない人は、姿勢や視線で注意を引いたり、ジェスチャーで話に動きをつけたり、顔の表情を話の内容によって変化させると効果的です。
 
知らない者同士が2人きりになったり、沈黙が流れる状況のときは、差しさわりの無い天気の話など、ちょっとしたスモールトークをしたり、目が合えば微笑み合って、敵意がないことを示し相手を安心させましょう。目が合うとあわてて目をそらす、ということをすると、とても悪い印象をもたれますし、ちょっと挙動不審、何かやましいことがあるのではないか、という感じがしてしまいます。ずっとニコニコしている必要はありませんが、コミュニケーションで1番重要なことは笑顔と堂々とした態度です。