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            特集記事 海外適応へのプロセス(2004/10)
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インターンの皆さんも程度の差こそあれ、カルチャーショックを経験し、日常的なストレスを知らず知らずに感じていることと思います。今月はカルチャーショックの経過とそれに起因する不適応症状、その対処法について紹介します。


●カルチャーショックと不適応症状

★カルチャーショック、不適応症状とは?

カルチャーショックを一言で言うと、「異文化との接触によって生じる精神的(心理的)な摩擦現象」です。そしてこの心理状態によって、具体的にその人に起こる諸症状を「不適応症状」と呼んでいます。


★外国生活への適応の経過

一般的に外国生活における「時の経過」と「精神状態」の変化をまとめると

・入国直後 「文化ショック」
 時差ボケ、気候の違いなどで、眠れない、食べられなくなる。現地に到着して二週間程すると風邪をひいたり、軽いホームシックなる人が多い。

・第T期 「ユーフォリア(有頂天)」
 言葉が少し通じるようになり、知り合いもでき、元気になる。

・第U期 「批判」
 外国語はやはり難しい。外国と日本との違いが気になり、外国の欠点が目に付き、不適応症状を起こす。

・第V期 「統合」
 コミュニケーションも上手くなり、外国の長所・短所が客観的に見られるようになる。

※このように人間の心の動きが表されることによって、目に見えない自分の心にも、十分な配慮が必要であることがわかると思います。

★不適応症状

カルチャーショックによって引き起こされる不適応症状として次のようなものがあります。

・一般的症状
 食欲不振・胃腸障害・腰痛・皮膚炎・歯痛・不眠・イライラ・憂鬱・疲労感ホームシック・劣等感

・日本人特有の症状
 日本人同士で集まり、滞在国を批判する。集団行動を取りたがり、日本での社会的地位を誇示する。

・その他の症状
 普段は穏和な人が怒りっぽくなる。明るい人が無気力になる。人と会うのを嫌がる。しきりに日本食を欲しがる。なども不適応症状の一つと言えます。

いかがでしょうか。程度の差こそあれ、インターンの皆さんにも心当たりがあるのでは?しかし心配は無用です。これらの症状は滞在期間が長ければ長いほど、誰もが経験することです。症状を悪化させないためには、やはり軽度のうちにストレスを発散させること、海外での日本と異なる考え方や習慣に対して好奇心と柔軟性をもって受け入れることが大切です。


●ストレス解消法あれこれ

・友人をつくる。
 自分の話を親しみを持って聞いてくれる友人をつくる。

・研修先以外の人々とも交流する。
 パーティーや地域活動、ボランティア活動などに参加し、研修先以外の人々とも親しい関係をつくる。

・一人で悩まない。
 感情を内に溜めこまない。言いたいことは発散する。人間関係や生活上の愚痴を日記に書いたり、独り言にして口に出すことも有効。

・自然と触れ合う。
 人が最も心休まるのは、自然の中にいる時。森や林でなくても、芝生に寝転がって空を見たり、身近な木立のあるところや、お気に入りの場所をゆっくりと散歩したり、サイクリングしたりする。鉢植えなどの植物を自分の部屋に飾ってみるのも効果あり。

・旅行
 旅に出て、素晴らしい景色を見て心の自由を取り戻す。特に一人旅は精神的にも強くなれる。ただし安全第一。

・開き直る。
 物事を大きな視野で捉え、自分の存在、自分の悩みなど、それに比べればちっぽけなものだと考える。

・スポーツで汗を流す。
 例えば、自分にとってちょっと苦手と感じる人でも、一緒にスポーツをすることによっておのずと連帯感が生まれてきます。

・食事はゆっくり。
 せっかちに食べると神経が苛立ちます。血液が酸性にならないように注意。

・日本人の仲間
 たまには現地の言葉を離れて、日本語を話すことも大切。疲れたら日本人の友達と会ったり、日本の家族や友達に電話する。

※上記以外にも最低限気を付けたいのは、やはり食生活と睡眠です。忙しくなるとつい生活のリズムは崩れてしまいがちですが、そこから病気やストレスの原因が生まれやすくなります。病気やストレスに負けないように、ゆとりある規則正しい生活を心掛けましょう。


以上、参考になりましたでしょうか。こうして見ると、ストレスは完全な悪者になっていますが、「ストレスの全くない人間より、適度なストレスを持っているほうが人間はしっかりする」という説もあります。ストレスが避けられないものである以上、上手に付き合っていくことが大切になります。悩みやストレスは、ネガティブなものではなく次のステップへのチャレンジと捉え、それを乗り越えたとき、一回り大きく成長することができるでしょう。