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体験談

アメリカ  「真の国際交流とは」

★ スクールプログラム 小池久美子さん ☆


他の研修生はどうかわかりませんが、インターンとして来た私にとって友達を見つ
けることは大変なことであります。友達でなくても、知り合いを見つけることは大
変なことであります。それでも私は最近になって現地の人でホストファミリー以外
の人達と交流が幾つかもてるようになりました。だから、私のアメリカ生活も楽し
くなってきました。その出会いは全て生徒を通して、または学校の行事を通しての
ものです。私はこの小さな出会いをこれからも大事にしていきたいと思っています。
今まで友達というと、同年齢の人と限定してきましたが、もっと大きな視野で見て
いき、高校生でも友達のように親しくなってもいいのではないかなと思うようになっ
てきました。年齢にこだわらず、また男女関係なく、アメリカ現地の人と、与えら
れたチャンスを活かして交流を深めていきたいと思っています。

次に、私のアイデンティティーについて書かせてもらいたいと思います。私はとて
も日本的な考え方の持ち主だと自分で思っています。だから、この国での様々な人
達と会い、会話をしたとしても、自分の視点でしか物が見れずに頭の中で、どう捉
えればいいのか消化できずにいました。とりあえず握手する、とりあえずリアク
ションはオーバーに、とりあえず変な質問、何とかアメリカ文化に慣れてきました。

でも、それだけでは足りないと最近、考えるようになりました。最近、改めてこの
国は多様だと心から思うようになり、また私は彼ら一人一人、つまり彼らの民族、
人種を心から尊敬する必要があると考えるようになっていました。というのは、私が
日本人ということで、日本に興味を示し理解してくれようとする人に出会ったとき、
私は心から嬉しいと思えたし、もっと沢山の事を彼らと話がしたいと思えたからです。
ワシントン州には日本語を勉強している人や、日本を研究している人は沢山いると
思います。でも日本を客観的にではなく、日本というか日本文化を自分の心の奥底
から理解してくれる人は、本当に少ないと思います。でも私はこの間、そんな人と
出会う事ができました。私はすごく嬉しくて、彼女の英語はとても速かったのですが、
それでも、くいついて、楽しい会話をすることができました。楽しい会話ができた
のもの彼女が日本へ行ったことがあり、そして日本が好きだという気持ちが伝わって
きたからです。また日本を受け入れる心の広さもあったからだと思います。

この経験を通じて、もし私がアメリカ人をもっと心の奥底から理解しようという気
持ちになれば、彼らと交流がもっと深まるのではないかと考えるようになりました。
これは日本的な物の見方が強い私にとっては大変なことであります。私のアイデン
ティティーは一つですが、それにこれからも一つであります。でも他の人種、民族
の人達をもっと尊敬して彼らの考え方を理解しようと努力していきたいと思ってい
ます。そのためには、色々な国のことを知り、アメリカ人の習慣を、とりあえずで
はなく、身に付けられるように努力したいと思います。身に付けるとは自分で強制
したくないのですが、努力だけはして行きたいです。

私はアメリカ人それぞれが一体、何をどう考えて生きているのか大変興味があります。
彼らの考えていることを知るためにも私にはアメリカ人を知ろうという熱意が必要で
あると思い、また尊敬する心も必要だと思っています。