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体験談

スウェーデン  「オープン&ポジティブ」

★ スクールプログラム  斉藤里衣子さん ☆


スウェーデンでの研修生活が始まって4ヶ月目になり、早いものでもうじき夏休み
になります。あっという間、と感じられるほど、毎日が楽しく本当に貴重な体験を
させていただいていると感じております。

私の研修校は生徒数が120人というとても小さな学校で、6歳のクラスが1クラ
ス、7歳〜9歳の子供たちがミックスされたクラスが2クラス、10歳〜12歳の
子供たちのクラスが2クラスというアットホームな学校です。学校ではスウェーデ
ン語で授業が行われますが、7歳から英語教育が始まるので、私との会話は英語に
なります。当初受け入れに賛成ではなかった先生たちも「子供たちが英語を使って
いる!」と大変喜んでくださり、校長先生のご配慮で3ヶ月の研修予定を1年に延
ばしていただくことができました。地元の新聞社が取材に来るなど、地域中が歓迎
してくれているように感じます。

さて、インターン活動でとても人気があったのは、おりがみ、IIP事前講習で教
えていただいたジョパディというゲーム、となりのトトロなどです。トトロは私の
地元が舞台になっているということと、日本人の生活スタイルを楽しみながら学べ
るだろうということで日本から持参していたものです。英語字幕が理解できない小
さな子供には難しいかな?と思っていたんですが、子供たちの想像力は驚くほどで、
映画を観終わった後、トトロのイラストをねだりにくる子供たちに囲まれるほど、
とても気に入ってくれたようでした。ジョパティというゲームは、4つのカテゴリー
(国、料理、学校、私)の中からそれぞれ10点、20点、30点問題を選びグルー
プで得点を競うゲームです。このゲームの中でとても好評だった問題は、日本の学
校のスケジュール表を見せ、お昼休みの後に全員がいっせいにすることは何でしょ
う?(=掃除)という問題や、私の名前(斎藤里衣子)をそれぞれ一文字ずつ違う
紙に漢字で書き、順番どおりに並び替えをしてもらうという問題です。子供たちの
日常生活と比較しやすい点を指摘するととても興味を持ってくれると思います。

私はスウェーデン語が話せないので、英語が話せない子供は私と話すのを恐がって
いましたが、とにかく子供といる時間をたくさん作るよう努めていたので、なかな
か心を開いてくれなかった子供たちも学期の終わりになってようやく会話(スウェー
デン語と英語のミックスされた会話)ができるようになりました。オープンでいる
ことを心がければ言葉は問題ではない!と実感しています。

しかし、やはり一人海外に飛び込むことは容易なことではなく、自分に余裕がなく
周りの人のことを考えられていないことに気付いたり、スウェーデン語の輪から身
をひきがちになっていたり、日本で、できていたことができない!と、溜め込んで
いた思いをホストに全て打ち明けたことがあります。やはり話すことはとても大切
なことで、自分の気持ちも楽になりますし、ホストも本当に助けてくださっていま
す。いろいろなことを分かち合うことは信頼関係を築く上で大事な要素だと再認識
し、なるべく空き時間はホストと話すようにしています。おかげで徐々に本来の力
を発揮できるようになり、さらに以前より強くなっていると感じます。

そして私がよく感じていることは、自分がやりたいこと、興味があることは色んな
人に伝えておくべし!ということです。意外なところから嬉しいニュースが生まれ、
世界を広げるたくさんのチャンスをつかむことができるからです。いつでもオープン
に、ポジティブでいることを心がければ全てはいい方向に進むと信じて、この1年
を充実したものにしたいと思っています。