参加者の生の声を聞いてください。
体験談1仔犬からトレーニングし、全米の大会に入賞したい!KUMIKO さん (女性)
私が、ドックトレーニングのカルチャーインターンとして、ここ「Pet Country Club (以下PCCI)」に来たのは、2001年3月末でした。
ここは、家庭犬のトレーニングの他に、ペットホテル、グルーミング、ヨーロッパのスポーツである「Schutzhund」と訓練士育成教室があり、大型の施設を備えています。

私は、約4年半間の間に150頭以上の犬をトレーニングし、現在は4頭のジャーマンシェパードを飼っています。

初めてPCCIに来た時は、家庭犬のトレーニングだけに興味があり、スポーツを楽しむ人達のシェパードの大きさにオロオロして遠くから見ていました。ある日、経営者兼ヘッドトレーナーのAndres Aportela と彼の犬「アスタ」の息のピッタリ合った服従訓練を見た時の感動は、今でもはっきり覚えており、私のトレーニングの目標となっています。

研修期間は、トレーニングを教わる代わりに、犬のグルーミングの手伝いや、ペットホテルの犬の散歩、
事務の雑用などをしました。犬のトレーニングはタイミングを必要とするので、英語力が海外旅行程度しかない私は、 タイミングを逃してしまうことが多く、失敗の毎日でした。

8ヶ月目を過ぎた辺りから、Andres から、ビザを延長してしっかりトレーニングを学んだ方がいいと進められ、ビザの延長を申請しました。この頃からスポーツのSchutzhundのトレーニングもするようになりました。

そして、こちらに来て2回目の夏が来ようとした頃、突然Andresが私とアスタとペアを組ませ「Northeast Regional Championship」に参加させると言いました。ほとんど、スポーツについてもドックトレーニングについても知らない私に何故?!と 驚きましたが、うれしくもありました。

Andresは、毎日私とアスタをトレーニングしました。アスタは、既にトレーニングされていても私の指示には従ってくれず、Andresの声はだんだん荒くなります。私はただオロオロするばかり、トレーニングが終わると、「自分には向いてないんじゃないか」と泣く日々が続きました。

9月末、ワシントンDCで「Northeast Regional Championship」は、行われました。完全なペアとは言えない私達をAndresは、凄く心配していました。ところが私は、「なるようにしかならない」と緊張せずに大会に臨みました。3種目すべての種目が終わり、閉会式に出るように言われ、アスタを連れ参加しました。

結果発表が始まり、なんとわずか1位と1点差の2位!驚きました。それから、3年後、アスタは癌が体中に移転し、私の腕の中で亡くなりました。アスタから教わった事がたくさんあり、アスタのような動きをする犬を自分でトレーニングしたい!と思うと多少辛くても、がんばろう!と言う気持ちに変わります。

今の目標は、スポーツの方では、仔犬からトレーニングし、全米の大会に入賞したい。家庭犬では、どの犬種にも対応できる訓練士になりたい。

私の仕事場のWeb www.petcountryclub.com

研修中は楽しい事ばかりではありません。辛いことも多くありました。意思のすれ違いで、悲しくなることもありました。でも、自分をしっかりと持ち、目標をきちんと持っていれば、誰かは必ず見ています。

そして、きちんと助けてくれます。結果も報われます。文化の違い、言葉の違い、考え方の違い。悪い事が起きても、私は常に「きっと私には乗り越えれる試練なんだ」とプラスに考えて泣いて寝る。案外次の日は気持ちが楽になり楽しかったりします。



体験談2犬の世界、とても奥が深い!ゆえにおもしろい!S.S. さん (女性)
訓練所に新しい犬のグループがやってきてこれから約半年私たちとともに過ごします。

今度のグループはどんな子達かな、どんな成長ぶりをみせてくれるのだろう、とても楽しみです。前回のグループは私が来た夏から訓練を始めて去年11月に犬舎を巣立っていったのですが、8頭それぞれみな違うキャラクターを持っていてまるで人間のようでした。

犬の訓練も人間の子どもの教育と同じということを彼らから学びました。犬それぞれの性格を把握し彼らの心理を読み取る事が訓練の技術そのものよりも大切なのです。

トレーナーさんいわく、それができるようになるには5年6年の経験が必要だそうです。犬の世界、とても奥が深い!ゆえにおもしろい!
体験談研修で何より培われたのは、忍耐と、自己主張、今はどんな事にも負ける気はしなくなりました。
M.S. さん (女性)
2002年9月26日より1年間、アメリカ合衆国テキサス州エルパソにてカルチャー分野、ドッグトレーニング研修を行いました。

以前より、実家の仕事で犬と泊まれる宿を経営していた為、そこで役立つ事がないかと思い、この分野を選びました。研修より半年前ぐらいに、新聞広告にインターンシップでドッグトレーナーになりませんか?と言う、小さな広告を見つけ、そこからスタートしました。

始めは、ホストが行う事をただ見ているだけ。言葉の問題もありましたが、ホストもどう教えていいかわからないのもあってか、ひたすら見ていました。
私の場合、以前に日本で、自分の犬を訓練に出し、そこで私も訓練を受けた経験があった為に、見ていても、勉強になっていたので問題はありませんでした。

土曜日は、朝から、ホストの家から少し離れた場所に車で移動。ペットショップに行き、そこで、希望者にドッグトレーニング教室を開いて講習会を行っていました。基本的なしつけ教室です。子犬を連れた飼い主さんがぞくぞくと集まり、2時間弱かけて、約1ヶ月、毎週行われます。

始めは、ホストの犬を借り、私も生徒となって一緒にお客様とトレーニングを受けました。この犬のトレーニングが終わってからは、ホストと一緒に、先生として、教える側になりました。多い日で2軒のペットショップで教室を行い、一旦休憩。夜にはまた、ホストの家で、他のドッグトレーナーが集い、夜中まで、警察犬、麻薬犬などのトレーニングを行います。私は、片付けもある為に、土曜の夜は2時ごろまで仕事でした。

11月、まだ、ホストの所にいた頃、私に、クリスマスは何が欲しいと聞かれ、私が気に入っていた犬が欲しいと言うと、すぐにOKが出て、それを貰う事になりました。それが今も一緒にいる犬です。飼い主が、ホストの所に預けたまま、いなくなってしまい、捨てられた犬でした。この子を貰って以降は、トレーニングは全て、この子を調教する事となりました。この子には、警察犬、救助犬など色々な訓練を施しました。

犬種はアメリカン・ピットブル。アメリカではとても恐れられ、そう簡単に人は近ずかない犬でしたが、どうしてか私にはすぐになつき、トレーニングも何でも覚えてしまう、最高の犬でした。翌年の秋には、ホストの提案で、この子と一緒に大会にも参加しました。

ホストも、ここまで、この子がいい素質を持っているとは思っていなかったようで、何かあれば、この子と私を連れ、トレーニングの見本として、よく使われました。トレーニングに関しては、言葉ではそれほど教えてはくれないホストでしたが、私自身が、見て覚える事を得意としていたので、どんどん進歩していく私の過程を見て、アドバイスなどしてくれるようになりました。

帰国前に、もう1匹犬が増える事になったのは、私も、想定外でしたが。お客様から預かって、しつけを頼まれ、訓練していたら、飼い主から連絡が入り、もういらないから処分してくれと頼まれ、思わず、貰ってしまいました。この子が来た事で、今の仕事にかなりの影響が出る事になりました。

結局、現在は、トレーニングを日本でもする事となり、今では、実家の手伝いをしながら、お泊りのお客様の犬に対し、トレーニングを行ったり、近所の犬のしつけ教室、もう1つは、飼い主から捨てられた犬達の再訓練を行っています。トレーニング方法は、アメリカで学んだ事がベースとなっています。言葉を日本語に変え、日本の犬にあった方法も取り入れ、新しい形に変え教室を開いています。

他のドッグトレーニングスクールとの違いは、飼い主さんも、宿に泊まりながら、犬と一緒に訓練出来る事、24時間犬と飼い主さんを見ていられる為に、気付いた事をいつでもアドバイス出来る事が特徴です。そして、私の犬達が、いいお手本になってくれるので、飼い主さんも、目標が立てやすい事などです。英語で訓練出来る事もあって、時々、日本に住む、外人の方からも、依頼が来るようにもなりました。

それから、捨てられた犬の再訓練とは、私がいたエルパソでは、保健所に引き取られた犬達は、再訓練が施され、皆、新しい犬生を迎えるシステムがとられていました。ホストもたまに、そういった犬を保健所から預かり、再教育していた事がきっかけで私はそこに感動し、日本でもこのシステムを導入出来ないかと、色々あたってやっと実現に持って行く事が出来ました。

まだ、実家の近く(新潟)だけですが、保健所とタイアップして、捨てられた犬に再教育を行い、新しい飼い主を探しやすくする為の教育システムを作りました。去年、それが認められ、今年は、日本中にそれを広げて行く運動を起こす事となりました。これはボランティアなのですが、1匹、送り出した事で、春からは予約が出ているほどです。それと、実績が認められた事で、日本の専門学校でドッグトレーニングを行っている学校から、講師として認定を受けました。これからは、トレーナーの育成にも従事する予定です。いくつか、大きな企業からも声がかかり、近いうちに、日本中に宣伝される事も決まりました。

研修先では日本と違い、盲導犬は専門の方が訓練をする事はなく、トレーナーはどんな犬も訓練するよう、やり方を教えてもらったので、分野などにとらわれる事無く、飼い主の希望があれば、大会用に犬を訓練したり、犬の特徴にあった訓練を行っています。なかなか、日本では、決まった組織に属さないと、認められない為に、今は、実績を出し、認めさせる方向に努力しています。

こう言った運動を始めた事で、色々な方面の、愛護団体、協会、大学(獣医学部)からも協力を求められる様になり、講演会、講習会などの依頼も入ってくるようになりました。報告を兼ねて、ホストに連絡をした所、実際、私が日本でここまでやっている事を知り、最近では、時々、アドバイスなどメールをくれる様になりました。

まだ運動を起こし、始まったばかりなので、これからが勝負と言った所です。とにかく、実績を作らない事には、どこにも所属していないので、認めてもらえるまで、頑張っていくしかないです。

研修で何より培われたのは、忍耐と、自己主張、今はどんな事にも負ける気はしなくなりました。

ホームページがありますので写真や、トレーニング教室、トレーニングの内容に関しては、そちらをご覧下さい。
http://www.s-v-b-w.com/

こんなところに行かれています。
研修機関例
あなたのご希望や適性・経験に合わせて方向を決め、iiPが一件ずつ世界の企業や団体と交渉していきます
「この企業で働きたい」という具体的なホストカンパニーリクエストにもお応えしています。
研修機関 研修国 研修期間
Barker Haus Kennel USA 2002/09-2003/09
Pet Country Club 2001/03-2002/03
Canine Partners For Life
2000/10-2001/10
2002/07-2003/07
2004/03-2005/03
National Service Dogs カナダ 2004/08-2005/05