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 【教員のための】海外教育交換プログラム Professional Teacher Exchange
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「学校教育だけでなく、人としての原点を学んだ一年」
体験談 (A. Oさん、オーストラリア、12ヶ月)
」、

★プログラムに参加した理由は?

私は小学校で教員をしており、長年、海外の教育制度に大変興味を持っていました。学生時代のアメリカでのホームステイや社会人になってからの海外旅行などの経験から、海外の方が自己表現が豊かで、ユーモアに溢れておられるのを目の当たりにし、このような彼らの気質は教育に秘密があるのではと考え、是非一度海外の学校へ行って現場を見てみたいと考えていました。また、私自身国際理解教育を担当していたことと、当時日本にも小学校に英語を導入する流れがあったことも合わせ、すでに日本語を第2外国語として取り入れ、カリキュラムを整備しているオーストラリアにインターンとして行くことを決めました。

★派遣先についてご紹介下さい。

○サウス・ニューマン・プライマリースクール

 (西オーストラリア州:ニューマン)

 公立小学校で全校児童約350人。鉄鉱山のある関係で保護者の90%が鉄鉱山に勤めている。南回帰線のすぐ北に位置する学校であることから、夏場は気温が50度近くまで上がるが、湿気は少ない。また高温を避けるため、学校は朝8時過ぎには始業し、午後2時半頃までに早めに終了するよう時間割が組まれている。日本語はYr2からYr7まで、週1時間履修する。

○ニューマン・プライマリースクール(西オーストラリア州:ニューマン)

 公立小学校で全校児童約250人。
 サウス・ニューマン・プライマリースクールに同じ。

○セント・マークス・アングリカン・コミュニティ・スクール

 (西オーストラリア州:パース)私立学校。

幼稚園からYr12まで全校生徒1200人。海辺の近くに位置し、広いキャンパスで、大学のような雰囲気がある。アングリカンチャーチ(聖母マリアに焦点を当てたキリスト教の宗派)を敷地内に備えたミッションスクールであり、授業の中にも教会での礼拝が含まれている。日本語は幼稚園から始まり、高校生になると選択科目となる。週1時間の履修。他にフランス語を第2外国語の選択科目の一つとして取り入れている。

★日本の学校と違うと感じた点は?

オーストラリアに来る前は、オーストラリアの学校は映画で見るアメリカの学校のように、自由でおおらかだと思っていましたが、制服着用が義務付けられており、集団のルールを徹底して守らせるなど、かなり厳しくて驚きました。しかし授業は大変活発で、子どもたちは自分の思いを自由に発表し、疑問に思ったことをどんどん質問するなど、良い雰囲気でした。また、子どもたちが思い思いのヘアスタイルにして登校する「クレイジー・ヘアデー」や、妖精などのファンタジックなキャラクターになりきって登校する「フェアリーテール・デー」など、楽しい行事を適宜盛り込み、教師も一緒になって楽しむ姿勢にとても感心しました。

★研修国独自の教育方法は?(文化・民族・歴史)

私の派遣されたニューマンの小学校では、アボリジニの児童が多く、学校ではアボリジニの文化理解教育を行っていました。またアボリジニの児童には英語の特別なクラスを持つなど、西欧の文化を学習する時間が設けられていました。地域では、アボリジニの伝統的なダンスや料理を食する会が開かれたり、移民の方々で組織されているマルチカルチュアル・アソシエーション主催の、各国の料理や文化を紹介する集まりが開かれたり、オーストラリアの人々とその他の国の人々が相互理解する機会が多く設けられていました。地域の大きなお祭りでは、アジアの文化を紹介するなど、積極的な取り組みが進められていました。

★生徒指導方法について感じた事は?

オーストラリアの学校で感じたことは、学校における責任と、家庭における責任が明分化されているということです。人が話をしているときは静かに聞くといった集団でのルールについては学校で厳しく指導をしますが、教師や友達に対する態度が悪いときや忘れ物が多いとき、教師が注意しても聞かないときなどは保護者が学校に呼び出され、担任の先生、あるいは校長先生と交えて話をし、家庭で解決してもらうといった方法をとっていました。

家族のあり方、付き合い方などで感じた事や思った事は?

私はラッキーなことに、多くのホストファミリー宅にステイさせて頂きましが、どの家庭にも共通して言えることは、家族みんなで過ごす時間をとても大切にしていた、ということです。日本では仕事が優先されがちですが、オーストラリアでは、頻繁に小パーティーを催し、友人を招き、みんなでバーベキューをし、飲みながらおしゃべりを楽しむのが日常的で、家族そろって出席することをとても大切にしていました。また、日本ではお客さんが来ると、気を遣って大変なこともありますが、オーストラリアでは遠方から来る友人やお客さんにも気兼ねなく部屋を貸し、家族でない誰かが一緒に家にいることを自然なこととして受け止めており、私自身、学びたいと感じたことの一つでした。その反面、離婚も多く、多いクラスではクラスの半分が両親の離婚を経験しており、びっくりしました。家族で一緒にいることを大切にするオーストラリアですが、同時に個人の生き方も尊重されており、両立をすることが難しい面もあるようです。

★この研修を通じての感想

私の人生の中でも大変貴重な一年となりました。旅行では決していくことのできない町で、生のオーストラリアの生活を体験させてもらうことができ、非常に感謝しています。人々がとてもフレンドリーで、私を「日本人」としてではなく「日本文化を持った一個人」として受け入れてくれたことが本当にうれしかったです。人は、どの国へ行っても何も変わらない、「文化」こそ違え、同じ「感情」を持ち、同じ地球で生活しているということ、国籍が違っていても、肌や目の色、髪の色が違っても、お互いに理解できるということを確信して帰ってきました。学校教育だけでなく、人としての原点を学んだ一年でした。機会があれば是非また行きたいと思っています。

★現在の仕事でどのように役立っていますか。

私はこの一年の経験により、現在国際理解教育を担当しています。日本の教育を客観的に見ることができるようになり、日本の教育の良い面、改善していきたい点がはっきりとしてきました。また、日本の子どもたちと、オーストラリアの子どもたちの交流を行うこともできたので、オーストラリアでの経験が非常に役立ったと思っています。何より、自分自身が、物事に対して広い視野で見ることができるようになったと感じ、大変感謝しています。

★その他

  多くの教育関係者の方に、海外の学校現場を見て頂き、私がしたすばらしい経験をして頂きたいと思っています。私は小学校で教員をしており、長年、海外の教育制度に大変興味を持っていました。学生時代のアメリカでのホームステイや社会人になってからの海外旅行などの経験から、海外の方が自己表現が豊かで、ユーモアに溢れておられるのを目の当たりにし、このような彼らの気質は教育に秘密があるのではと考え、是非一度海外の学校へ行って現場を見てみたいと考えていました。また、私自身国際理解教育を担当していたことと、当時日本にも小学校に英語を導入する流れがあったことも合わせ、すでに日本語を第2外国語として取り入れ、カリキュラムを整備しているオーストラリアにインターンとして行くことを決めました。


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