青年海外協力隊からインターンへ。
研修先に採用されたのは、幸運でした

鍋島直紀さん
アメリカ
大学を出て4年間、フィリピンのネグロス島へ。青年海外協力隊の隊員として、カレッジで機械科の教員をしていました。「開発国教育」というものに興味があって参加したわけですが、教えるためにも、自分自身のためにも、もっと実践的な技術を身につけなければと感じていました。南の島でボォーッとしちゃったなぁという感もあったので、今度は、ビジネスインターンへ参加。研修先は、米国オハイオ州の工作機械メーカー。希望どおり設計部門へ配置されました。半年の研修期間が終わりに近づく頃、社員にならないかという話があって。うれしかったですね。仕事の内容が認めてもらえたんだなあと。最近は友達もふえ、言葉の面での不自由も感じなくなってきました。世界のどこでも通用する技術を覚えるためにも、あと数年はここで働きたいと思っています。今はまず機械設計のプロフェッショナルとして、自分を高めていくことが目標。そしていつかは、自分の経験や技術をふたたび、開発国での教育に生かすことができたらと思っています。