ポルトガル流、暑さと上手に生活する方法
野口礼子さん
ポルトガル
ポルトガルの今年の夏はいつもより暑いらしい。ある都市では、47度を記録した。コインブラの7月はとても涼しく、日中でも長袖で生活していたが、8月初頭には、日中ほとんど人通りの無い程の暑さとなった。風も吹かぬのでさらに暑く感じ、なのにクーラーのある家は少ない。13:00〜15:00頃に昼食、その後昼寝。そして、ほんの少し涼しくなった夕刻に外出し、友人達とカフェで待ち合わせておしゃべりを楽しむ。一度夕食を取りにそれぞれ帰宅、本格的に涼しくなる22:00頃にまた集い、2:00頃までアルコールと共におしゃべりを楽しむ。翌日は10:00〜11:00頃までベッドに居て、また同じ生活を始める。それがポルトガル流で暑さと上手に生活し楽しむ方法である。日本では、朝7:00には起床し、クーラーの中で夏も冬も季節を感じることの少なかった当方にとっては、久々に“夏”に出会った気がした。そして、昔父の郷里で自然と過ごした夏休みをも懐かしく思い出した。