もう帰りたいと思ったこともあります。
でも今ではすべての体験が貴重な宝物です

里敦子さん
アメリカ
秘書の仕事に限界を感じ始めていた時、ビジネスインターンを知りました。以前日本人ばかりの英語学校に留学して思うような成果を上げられなかった経験から、もう一度、本当のアメリカを体験し、ビジネスの知識を広げたいと思ったのです。全米屈指の防護服製造メーカーでの研修では、たった一人の日本人として、日本の代理店からくるレターの翻訳をしたり、東京で開催された「国際消防展」に、研修早々、上司と共に出張を命じられたり、日本市場に参入しようとするアメリカ企業の姿を目の当たりにすることができました。はじめの2ヵ月は、言葉の壁を感じる日々も多く消極的でしたが、下手で当たり前と開き直ってからは、仕事にも積極的に。日本市場開拓のマーケティング調査を提案し取り組んだり、近郊の職業訓練校で日本事情をスピーチしたり、日本企業との会合では上司の通訳を務めたり、いくつもの貴重な体験が得られました。アメリカ南部のゆったりした人と風土に出会ったことも、この研修のすばらしい収穫です。