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体験
子ども達にとって日本人に実際に会って話すということだけでも貴重でいい体験
倉松 由布子さん
参加時学年:白百合女子大学文学部2年生
参加時期・期間:2006年2月末から4週間
研修地:オーストラリア・クィーンズランド州・リッチモンド

Q1. このプログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
日本の毛筆を体験! イメージ写真
A. 高校生の時に、学校の研修でアメリカに行ったので、今度はもっと自発的な留学にしたいと思っていました。普通の留学ではよく「日本人同士でしゃべってしまった」という話を聞いていたので、iiPの地方の学校で英語で日本語を教えるというプログラムなら積極的に英語を使うことができるのでは、と思いました。

Q2. 研修中、言葉(英語)に関してはどうでしたか?
A. 出発前は「語学力を上げなくては」とわかっていても準備で忙しかったり、「海外に行けば上達するのではないか」という甘い考えが少しあり、そのための努力はほとんどできないまま、「英語はだいたい読めるかしゃべれない」状態で出発してしまいました。現地ではオージーイングリッシュ独特の発音も聞き返すとちゃんと説明をしてくれたので、オージーイングリッシュに関してはそれほど困りませんでした。しかし英語を話すとなると、なかなかできなくて何度も悔しい思いをしました。

Q3. 研修先の学校について教えてください。
A. 学校は5〜16歳くらいの生徒が通う全学年で100人弱の小さな学校で、アットホームな雰囲気でした。低学年の子ども達は人懐っこく話しかけてくれて、高学年は何かきっかけがないと照れて話かけてくれません。その点は日本の子ども達と同じだなと思いました。逆に日本と違うなと思った点は授業態度です。少人数の学校でだからもしれませんが、子ども達の騒ぎ様が幼いな、と感じました。日本の様に全員が1時間じっと机に座っている、ということはありませんでした。

Q4. 学校での1日のスケジュールを教えてください。
A. 学校では、日本語の授業がない時間は様々な学年の色々な科目の授業を見学しました。昼休みは子ども達とハンドボールをして遊びました。学校が終わった後は、家にポストがないため、毎日郵便局へ郵便物を取りに行きました。ホストマザーが学校の先生でもあり、消防士でもあったため、消防署へ行ってトレーニングの見学もよくしました。

Q5. 滞在先(ホストファミリー)について教えてください。
A. 25歳と34歳の結婚直前の夫婦の家に滞在させてもらいました。最初は家のものを自由に使っていいとか、食べ物。飲み物を自由に使って良いというセルフスタイルに戸惑いましたが、すぐに慣れました。若い夫婦だったので、パブに連れて行ってくれたり、バイクに乗せてくれたり、色々なことをさせてくれました。2人とも本当に優しくて理解しやすい英語で話してくれたり、私のスローで文法がめちゃくちゃな英語でも真剣に聞いてくれました。

Q6. 一番嬉しかったことや楽しかったこと、感動したことは何ですか?
A. 子どもから大人までみなさんとても親切にしてくれたので、嬉しかったことだらけですが、一つ挙げるとすれば、まだ日本語のクラスに出たことのない3・4年祭に折り紙でかぶとを教えたときに、みんな「COOL!」と言って、頭にのっけたりして気に入ってくれて、その様子がとてもかわいらしくて、心に残っています。

Q7. 一番大変だったことやつらかったこと、悔しかったことは何ですか?
A. 子ども達と上手くコミュニケーションが取れなかった時など、「もっと英語がしゃべれれば・・・」と思うことが何度もありました。あと、日本語の授業で何をすべきか本当に苦悩しました。日本の様に講義形式の授業はできないので、結局折り紙を教えることが多くなってしまい、「こんなの日本人じゃなくても教えられるなぁ」と悩んだりしました。それでも子ども達が喜んでくれたり、「THANK YOU」と言ってくれたり、ホストマザーが「子ども達にとって日本人に実際に会って話すということだけでも貴重でいい体験だ」と言ってくれたので、救われました。

Q8. この体験が今後にどう生かされると思いますか?
子ども達との交流で語学力アップ! イメージ写真

A. まず、自分で行くと決めて、一人で飛行機を乗り継いで、日本人のいない町に行ったということだけでも、行く前はものすごく不安だったので度胸がついたと思うし、新しい事にチャレンジしたことへの達成感も得られました。自信がついたので、これから先は辛いことがあっても「あの時不安だったけど、1人で行ったんだ」と言い聞かせて乗り切れる気がします。あと、これまで英語を勉強しなきゃ、と頭ではわかっていたつもりでも、本当はわかっていませんでした。それが現地に行っても英語が上手くしゃべれなくて、悔しい思いをしたことで、「自分は英語がしゃべれないんだ。もっともっと努力をしなきゃ」と痛感しました。よく「留学をしたら英語がしゃべれるようになる」と言われたりしますが、私は留学中に上達するのではなく、留学中に「もっとしゃべれるようになりたい」と強く感じることで、留学後の英語への取り組み方が変わるのだと思います。

Q9. 海外に興味を持っている学生の方へ・・・
A. 私がオーストラリアに滞在していたのはたった1ヶ月でしたが、とても内容の濃い、充実した1ヶ月間でした。初めての経験をたくさんさせてもらったし、多くの優しくて親切な方々に出会うことができました。お世話になった方々とずっと友達でいたい、いつかお礼がしたい、という気持ちが、英語を勉強することにつながっていると思います。うまく言葉では表せませんが、この1ヶ月間のインターンで私は変わったと思います。英語への勉強姿勢もそうですが、普段の生活や将来の目標など、全てにおいてプラスになりました。私は環境に恵まれ、素晴らしい土地で素敵な人々に出会えて、自分自身も変われたと思うので、このプログラムに参加するこができて、本当に感謝しています。 《子ども達との交流で語学力アップ!》イメージ写真

※倉松由布子さんには、倉松さんの活動内容を大変評価してくださった研修校から推薦兼感謝状が送られました。

現地研修校からの推薦状
倉松由布子さんが教育実習を行ったオーストラリアの学校は、倉松さんの活動について高い評価をし、推薦状兼感謝状を倉松さんに送りました。このようなレターは、今後の進学・就職などの際に、海外での活動を十分にアピールするために大変有効です。

Richmond State School

P.O. Box , Richmond, Qld. 4822
Principal:  Ms Kaye O’Sullivan


Dear Sir/Madam,

I am writing to you to give my sincerest thanks to you for sending such a fabulous intern, Yuko Kuramatsu, to our school during February and March this year.

Yuko was a very happy, friendly and very sweet person, who had a very positive effect on our school with regards to the study of the Japanese language and culture.

Yuko went out of her way to provide the very best, interesting and motivating activities that both myself, staff and students found very enjoyable. Students are still asking when Yuko is coming back to Richmond State School and telling stories of the wonderful times they shared with her and the good memories that were formed.

I have no doubt that a better-suited person could have been found for Richmond State School. Yuko was very open to any experience and as a result from that, had a fabulous time learning new things and experiencing things that she would never have seen or done before, while passing a little piece of Japan onto all the people that she met.

Having Yuko stay at my house was also a great experience, and I have no hesitation in recommending her to any person, in any field. Both myself, and the staff and students of Richmond State School would be more than happy to have her visit again, and after the success of our International Internship Program experience, are open to having more Japanese interns visit over the coming years.

May I again say that I was extremely impressed with Yuko’s contribution and help with the study of Japanese at Richmond State School and also mention that, thanks to Yuko’s contributions, more and more of my students have found a new motivation to study Japanese.

Thank you again for this wonderful experience and I look forward to welcoming more interns from your program in the coming years.

Regards,


Andrea Kowalski
(Japanese teacher, Richmond State School, AUSTRALIA)


体験
本当に楽しい思い出ばかりです。出会えてよかったです。
佐藤 小の実さん
参加時学年:秋田大学教育文化学部1年生
参加時期・期間:2006年3月末から1週間
研修地:オーストラリア・南オーストラリア州・ワイアラ

Q1. このプログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
日本のことに興味津津! イメージ写真
A. 海外に行きたいと、本気で考えていたときに、学校の掲示板でこのプログラムのことを知りました。外国の子供たちに日本について教える、という趣旨にも興味がありました。

Q2. 研修中、言葉(英語)に関してはどうでしたか?
A. 初めての海外で、英語は中・高の授業を受けただけだったので、語学力(特に会話力)には自信がありませんでした。思っていたとおり、研修中は日常会話でも聞き取りにくいこともありましたが、ホストファミリーやホストスクールの先生が易しい英語でゆっくりと話してくれたので、とても助かりました。

Q3. 研修先の学校について教えてください。
A. ホストスクールは日本でいう中学校と高校だったのですが、日本語の授業が多く熱心に勉強していました。先生がたもとても親切でした。

Q4. 学校での1日のスケジュールを教えてください。
A. 学校は朝8時に始まる日と、朝11時ごろに始まる日があり、1時に終わる場合もあれば、3時半に終わる場合もあり、まちまちでした。平均して、1日3つぐらい授業に出ていました。学校が終わってからは、ホストファミリーと買い物に行き夕食を食べ、映画を見たりしました。また、授業のあきがあった日は、お昼にコーヒーショップに連れていってくれたこともありました。

Q5. 滞在先(ホストファミリー)について教えてください。
A. とても親切で、すばらしい方たちでした。休日にはドライブに連れていってくれたり、本当に楽しい思い出ばかりです。出会えてよかったです。


Q6. 一番嬉しかったことや楽しかったこと、感動したことは何ですか?
A. どれもすばらしい経験だったので、1番を決めることはできませんが、オーストラリアの人の良さにとても感動しました。

Q7. 一番大変だったことやつらかったこと、悔しかったことは何ですか?
A. やはり、1番悔しかったことは、自分の英語力のなさです。相手が質問してくれたのに、うまく答えることができなかったり、言いたいことを伝えることができなかったのが悔しかったです。

Q8. この体験が今後にどう生かされると思いますか?
A. 日本語教育に興味をもったこと。日本でもっと英語の勉強を頑張ろうという気になりました。

Q9. 海外に興味を持っている学生の方へ・・・
A. 海外へ行こうか悩んでいる方がいたら、お金と時間があるのならぜひ行ってみてください。まず、自分から動き出してみることが大切だと思います。時には、勢いも大切です。

体験
ただ旅行で行くのはつまらないので、何か今しかできない行き方をしようと思った
加藤 尚宏さん
参加時学年:日本体育大学体育学部卒業と同時に参加
参加時期・期間:2006年3月から3週間
研修地:ニュージーランド・マンガキノ(北島)


Q1. このプログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
NZの元気な子どもたちに囲まれて
A. 以前から海外に興味があったので、行ってみたいと思っていました。でも、ただ旅行で行くのはつまらないので、何か今しかできない行き方をしようと思ったのが始まりです。

Q2. 研修中、言葉(英語)に関してはどうでしたか?
A. 当時の語学力はゼロに等しかったです。こんなんで、大丈夫なのか?やめようか、と思ったこともありましたが、「いいや、なんとかなるだろう」と思い、行きました。そして、なんとかなりました。ただ、事前に準備をしておけば、もっとコミュニケーションがとれたかもしれません。(例えば英会話教室へ行くだとか…)ホームステイ先では、たまたま日本語のパソコンが使えたので、どうしても伝えたい時はYahooの翻訳機能を使っていました。

Q3. 研修先の学校について教えてください。
A. とてもアットホームな学校で、ホントによくしてくれました。一言では伝えきれません。

Q4. 学校での1日のスケジュールを教えてください。
A. 朝8時ごろ学校へ行き、授業をする。私は、教えるというよりも子供達とのふれあいを大事にしようと思い、子供側にたって全力で遊びました。そのあとはだいたい4時半ぐらいに家に帰りゆっくりしていました。そして、7時ぐらいに夕食を食べ、8時ぐらいからお父さんとビリヤードを楽しんでいました。私のホームステイ先は9時に寝るので、その後は日記を書いたりしていました。

Q5. 滞在先(ホストファミリー)について教えてください。
A. とてもよくしてくれました。自分の家のように使っていいよと言ってくれましたし、週末には色々なところへ連れて行ってくれました。これも、一言では伝えきれません。

Q6. 一番嬉しかったことや楽しかったこと、感動したことは何ですか?
A. 全てが楽しく、順位はつけられません。向こうでの一日は、日本に居た時の一週間分ぐらいのエネルギーを使いました。

Q7. 一番大変だったことやつらかったこと、悔しかったことは何ですか?
A. 悔しいのは、やはり言葉の壁です。なかなか理解することができませんでした。

Q8. この体験が今後にどう生かされると思いますか?
A. やはり自分の世界が広くなったと思います。だから、日本の子供達に、または自分の子供に「あれが正しいからこうしなさい。」などといった固定観念などをあまりもたずに教育できるのではないかなと思います。

Q9. 海外に興味を持っている学生の方へ・・・
A. 守りにはいったらダメだと思います。無理かなーと思っても、やってみれば何とかなるものです。実際、私も「もーいいや、行くの止めよう」と思ったこともありますが、行って本当に良かったと思います。まずは最初の一歩を踏み出してください。


体験
家族経営の手作り学校 この体験を教育現場で生かせたら
鴛海晴彦さん/オーストラリア
派遣されたのは、メルボルン市内でもちょっと評判の学校だった。

日本では小学生に当たる生徒の数は全部で60人。家族経営の私立の学校で、一家のお母さんが校長先生、夫がマネージャー、6人の子どもたちが先生という、手作りの学校である。

「20年前にあちこちの学校を見学した夫婦が、いい学校がないから自分で作ってしまおうって始めたんです。今でこそ新聞が取材に来たりしますけれど、最初の頃はすごく苦労したらしい」教科書も手作り、英語と算数だけはどの学年でも重点的に教えていたが、多民族国家であるオーストラリアらしく外国語にも力を入れていて、中国に留学していた長男は中国語を、同じく3男がイタリア語、さらに今年は4男がスペイン語も教えるという。

「そして僕が日本語で、1回35分の授業を週に12コマ。好きなことをやっていいと言われて、日本語の歌や習字、折り紙、けん玉にヨーヨーと、35分間どうすれば子どもの注意をひきつけられるか、いつも考えながら授業をしていました。その意味では僕は教師というより一緒に遊んでいる生徒っていう感じで・・・・・・」

鴛海さんは東京の大学の4年生。

大好きなバドミントンに明け暮れる中学高校時代を送り、トントン拍子に進学したものの、3年の時に人生の転機が。「バドミントンでインターカレッジのチャンピオンと対戦、全く相手にならないほど負けてすっかり落ち込んで。そのあとすべてにやる気をなくしていた時、小学校での教育実習があった。勝ち負けのスポーツの世界とは違う毎日が本当に楽しかったんです」やっぱり学校の先生になろう、その前に外国にも行こうと決めて、1年の休学届けを出したのだ。

5月、来てみれば、学校の敷地内にあるのは2軒の大きな家。片方は校長先生一家の住居で、もう片方が学校だった。

その学校の2階に鴛海さんは住むことになる。

校長先生のフェイが社交的なので、食事は家族8人に友だちや恋人がいていつもワイワイとにぎやか。また滞在中にはほとんどの生徒の家から招待され、山登りや博物館見学など、それぞれの家族のイベントにも連れていってもらった。

「この学校でいいなと思ったのは親が活躍すること。学校のキッチンには誰かがいるし、哲学やサイエンスを教えているのも親。近くの公営プールを利用しているプールの授業の時も親が車で送迎するんです」

親との距離の近さは子どもの問題をつかみやすくする、というのが彼の実感だった。

また、低学年で問題を起こす子のなかには、家庭のゴタゴタに原因がある事が多いとフェイは、よく言っていた。

「ある女の子がよくトラブルを起こしていて、それは離婚後、お母さんのボーイフレンドが家に来るのが嫌だってことだったんですけど、それがわかると僕の対応も違ってくるんですよ。むやみに怒ったって仕方がないって。状況がよくわかると、教師もやりやすくなる。子どもとの距離も近くなるから」

ひるがえって日本の学校を垣間見た経験では、先生たちは授業以外の雑務に追われていて、子どもと接する時間が本当に少ないと思った。

「最近では子どもの数も少なくなっているのだから、日本の教育の現場にももう少し余裕が生まれるといいのですが」人間を信頼することを子どもに伝えたいという鴛海さん。

オーストラリアでの体験を日本の現場でどう生かしていけるのか、新たな挑戦が待っている。
 

体験
hope you come back soon
K. T.さん/オーストラリア 
(神田外語大学外国語学部2年:春休みを利用してクィーンズランド州の小学校で実習)

研修先の学校では日本語の授業があり、授業のある水・木・金曜は日本語や文化を教え、月・火曜はプリースクール(4〜6歳のクラス)を手伝っていました。驚いたことは、子ども達は本当に素直で積極性があり、日本語を使ったジェスチャーゲーム(聞いてくださいと僕が言うと耳に手をあて、書いてくださいというと書くまねするようなゲーム)も、どの学年の子も真剣になってやっていました。折り紙も、個人差はあるにせよ初めてではなかったらしく要領を心得ており、とても喜んで作っていたようでした。5・6年生では風船を作り、ペアでどれだけ長く風船を打ち合えるかという競争をし、4年生ではかえるを作り飛ぶ距離を競いました。

英語力ですが、慣れてくるにしたがって何を言っているのかはわかったのですが、気の利いた返しができなかったり、返答がワンパターンになってしまっていました。またある程度の年の子は気を遣ってゆっくりしゃべったりしてくれるのですが、小さい子はお構いなしに早口でまくし立て、また小さい子ほど、英語が聞き取りにくかった気がします。子ども達の名前を筆ペンでカタカナで書いてあげると、特に小さい子たちは喜んでいました。

研修校はカトリックの学校で宗教にまつわる行事が多く、挨拶でもいつも最後に「make god bless you」と付け加えます。このような学校を訪れる場合は、多少宗教についての知識を持っていくとより楽しめる気がします。1ヶ月は本当に短い間でしたが、最後の日にサプライズでみんなから寄せ書きや手紙をもらい、たくさんの子が「hope you come back soon」と書いてくれていたので、少しはこの学校に貢献できたのでは…と思います。

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