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Intern Report
2008/12


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◆寒いのですが、一面真っ白の雪景色は、とても美しい
Finland/スクールインターン/Ms. M.I. ( 08/04〜09/04 )

ここオウルでは、雪が降り、とうとう気温もマイナスになりました。手袋、ニ
ット帽、ダウン、タイツは必需品です。寒いのですが、一面真っ白の雪景色は
、とても美しいです。アイスホッケーの試合に連れて行ってもらったり、編み
物を教えてもらったり、冬は冬なりに楽しいこともあります。

学校のほうでは、先週から日本紹介の授業を週2時間2クラスにすることとな
りました。私のいる学校は、スクリーンやパソコンなどの設備が整っているの
で、PowerPointを使って、資料を作り、それに基づいて話をしています。簡単
に資料がパソコンで探せるし、とても便利です。一学年12・3クラスもある
大きな学校なので、座学が中心になってしまいますが、日本語での挨拶などで
きるだけ、声を出すことも忘れずに記憶に残る授業を目指してプログラムを作
ってみました。1クラスずつ終えるごとに、少しでも日本に興味を持ってくれ
る生徒がいると嬉しいなと思います。

また、英語の授業で、日本の学校について説明してみると、あちこちから質問
が出て盛り上がりました。やっぱり学生は他の国の同じ学生が一番気になるよ
うです。先生方も私もお互い慣れてきたせいか、色々と話題を英語の時間にも
ふってくれるようになりました。

折り返しも過ぎましたので、残りの活動が有意義になるように頑張りたいと思
います。



◆多くの人との出会いが、今の私の活動を支えてくれています
USA/海外教育交換プログラム/片山 南美子 さん ( 08/04〜09/03 )

活動を始めてから、半年を過ぎました。時間がたつのは本当に早いものです。
最近では、生徒や先生方が求めるもの、私ができることの2つを考え、活動が
できるようになってきました。活動の時に、心の余裕があります。

さて、私は、イリノイ州の高等学校を1ヶ月ごとに移動しながら活動を行って
います。これは、一つでも多くの学校で活動ができるようにと、受け入れ先が
配慮して下さったからです。11月は、イリノイ州の南のマリオンという町で
活動を行っています。10月はシカゴに滞在していたので、今回の移動は電車
で5時間以上の大がかりなものでした。

活動当初は、とにかく不安でした。毎月、新しいホストファミリー、学校、先
生方や生徒たちと会うのです。活動の内容よりも、新しい環境に適応できるか、
順調に引っ越しができるのか、ということの方が気にかかりました。今は、不
安はありません。半年の経験から、毎月、素晴らしい出会いがあるという事が
分かったからです。

このように1ヶ月ごとに引っ越しをしているので、私の活動内容は他の方と少
し異なっていると思います。ホストスクールで過ごす1ヶ月間の活動は次の通
りです。まず、1週目は学校や授業の見学、2〜4週目にかけて折り紙や書道、
プレゼンテーションソフトによる日本の紹介を行っています。学校に慣れ、生
徒の名前を覚えかけてきた頃に、次のホストスクールへと移動します。活動に
は満足しているのですが、同じ場所で経験を積み重ねていけないことが、少し
寂しく感じます。

ただし、訪問した学校の数は、豊富になりました。この半年間で、ホストスク
ールのハイスクール7校です。その他に、個別に訪問したのが、ハイスクール
2校、ミドルスクール1校、コミュニティカレッジ1校です。

ホストスクール以外の訪問は、ホストスクールの先生の紹介によるものです。
「ここまで来たのならば、他の学校も見てみたら?」と、近郊の学校を紹介し
て下さるのです。そこで、私もせっかく行けるのならば、と日本を紹介するプ
レゼンテーションを持っていきます。どの学校でも、プレゼンテーションの時
間を割いて下さいました。アメリカの学校や先生方は本当に心が広いと感じま
す。

多くの人との出会いが、今の私の活動を支えてくれています。アメリカで出会
った多くの方々に、心から感謝している日々です。



◆私が英語で招待状を出したり、60社ほどの会社のCEOに電話を掛ける姿は想
像すらできませんでした
United Kingdom/ワーク&カルチャー(貿易)/Mr. H.O. ( 08/04〜09/04 )

11月12日、セントジェームズ宮殿で当協会のレセプションを催しました。

参加者は173名でメトロポリタンポリス数名と看護婦2名の体制でものものし
く始まりましたが、日本からは海老原駐英大使ご夫妻と英国からはThe Duke
of Gloucester(エリザベス女王のいとこ)のご来臨を得て成功理に幕を閉じま
した。

ほんの半年前の私が英語で招待状を出したり、60社ほどの会社のCEOに電話を
掛ける姿は想像すらできませんでした。今のところ良い体験をしていると思い
ます。



◆ネイティブである私の存在は大きい
New Zealand/スクールインターン/臼田 晃代 さん ( 08/10〜09/07 )

息子と参加しています。あっという間に一か月たちました。

英語の壁は限りなく厚く感じられますが、学校関係もホストファミリーもとて
も親切な人たちばかりで感謝しています。息子も友達を何人か作り、楽しそう
に学校に通っています。

私の方は、7年生と8年生の日本語の授業を手伝ったり、全学年の授業を見学
させてもらったりしています。日本語の授業はNZで開発された教科書があり、
音声教材やテストもあるため、NZ人の先生のすすめる授業を傍らで手伝うとい
う形です。

報告できるほどの大した仕事はしていません。生徒の質問に対して、ちょっと
した一言を日本語で添えると、子供たちの気持ちがぐっと近づく手ごたえを感
じます。

やはりネイティブである私の存在は大きいのだなと感じ、うれしくなる瞬間で
す。



◆生徒たちをコントロールするのに四苦八苦
Spain/EU/スクールインターン/Ms. Y.K. ( 08/07〜09/08 )

希望者のみのクラスで教えています。

生徒は1年生から6年生までのごちゃまぜ。1年生は集中できないのですぐ騒
いでしまうし、6年生はおしゃべりに興じるなど、生徒たちをコントロールす
るのに四苦八苦です。

日本のテレビ番組のDVDをいくつか見せましたが、やはりただ見るだけでは集
中は続きません。1時間勉強だけ、DVDだけ、ではなく、フレーズをクイズ方
式で覚えたあと、折り紙で遊んで(折り紙は年齢問わず大好きなようです)ち
ょっと勉強、、、という授業構成がいまのところ成功しています。

実技(習字など)でも2回目には飽きてしまうので、なるべく彼らにとって新
鮮な方法で示せるようにしたいなと思っています。






◆精神的な部分ももう少し鍛えていきたい
Finland/国際教育実習プログラム/Mr. S.U. ( 08/03〜08/12 )

10月は一日限定で、とある小中一貫校を訪れました。そこは私のフラットか
ら自転車で40分ほどの山の上にある小さな学校でした。

訪れてすぐに、3年生の教室で折り紙を教えることになりました。折り紙に関
しては、もうすでに他の学校でだいぶ経験を積んでいたので、比較的スムーズ
に進めることが出来ました。

ただ一つ失敗として、最初に鶴を折ってしまったのはまずかったかなと思いま
す。

時間も40分以上かかってしまいましたし、生徒たちは難しいプロセスにおい
ては、周りの助けを必要としていました。先生も「これはちょっと難しすぎる
わね」と苦笑いをしていました。基本的には生徒の要望に応えられるように、
選択肢から作りたい物を選んでもらう方式をとっているのですが、それが今回
は失敗の原因となってしまったようです。もちろん要望に応えるのは必要だと
思いますが、もう少し先を読んだ上で進めていく必要性を感じました。

その後、校長先生の後をついて行くと、そこは体育の授業を行う体育館。何が
起こるのだろうと不思議に思っていると、そこに30人ほどの生徒がずらずら
なだれ込んできました。校長先生は「じゃあ日本のことを話してください」と
突然のオファーです。まさかこんな展開があるとは思ってもみなかったので、
私は、30人の生徒に見つめられる中で必死に内容を考え、自分の名前を使っ
た日本語の話と、教育の話をすることにしました。

ただ、話題が決まったとはいっても、内容は頭の中で曖昧なままでしたし、英
語を使おうかフィンランド語を使おうか、も迷いましたが、これは自分を鍛え
るいい機会だと捉え、フィンランド語を使ってみようと決心しました。

準備が全くない状態でのプレゼンは、苦しみの連続でした。しかも生徒はどん
どん質問をしてくる状態。生徒は通常スピードのフィンランド語で質問をして
きますし、それを必死に聴き取ろうとする私は、もう生徒と先生からの視線と
いうプレッシャーを受け、いっぱいいっぱいの状態でした。


その中で、自分のフィンランド語レベルの低さを改めて感じることができまし
たし、何より、どんな状況に置かれても動じない心と、臨機応変に対処するこ
との大切さを痛感しました。

残り1カ月ちょっと、語学のレベルアップももちろんですが、精神的な部分も
もう少し鍛えていきたいと感じています。



◆モササウルス類の大きな顎の化石を見つける
Canada/ワーク&カルチャーインターン/青塚 圭一 さん ( 08/05〜09/05 )

カナダは日増しに寒さが増してきました。

日中の最高気温は10℃前後まで上がりますが、朝夕は1℃前後まで下がってし
まいます。10月末にはうっすらと初雪が積もり、遂に冬が始まるなぁ、と思っ
ている状態です。

そんな訳で、冬が本格化する前に今年発掘調査を行った地域の化石を全て収集
しなくては!ということになり、10月は野外調査の連続でした。風が強い日は
とても寒くてコートと軍手を着用して防寒対策をした上での発掘。

雪が周囲に残っている日もあり、手がかじかんだりもしましたが、何とか化石
が雪で埋まってしまう前に調査を完了することができました。最後になって自
分もモササウルス類の大きな顎の化石を見つけることができ、めでたし、めで
たしの今年の発掘調査でした。

博物館に帰ってきてから今年収集した化石が保管されている箱の中を見たので
すが、その数の多さは今年の発掘調査が如何に充実し、成果のあったものかを
改めて実感しました!これからの冬の間は収集したこれらの化石の研究活動に
も携わる予定なので、どんな発見に繋がるか楽しみです。

さて、博物館の中というと夏に比べてめっきりとお客さんが減り、随分静かに
なったというのが率直に感じるところですが、こちらのスタッフに聞くと冬は
毎年そんな感じだそうです。その分、夏の間に比べると幾分か自分で自由に活
動に取り組める時間が増えたようにも思えますが、それは同時に、はっきりと
した趣旨のもとで動かなければ、ただ時間が過ぎていくだけになってしまう危
険性も含まれています。つまりは、自分が何をしたいのか?どういうものを作
りたいのか?を明確にしなければなりません。

研究活動に充てる時間や、新たな教育プログラムを考える時間は増えたので、
これからの期間は時間を有効に使い、春から夏にかけて多くなるお客さんたち
により充実した展示やプログラムを提供できるように努めなければと思ってい
ます。これから、自分の研修期間は後半に差し掛かるところです。

こちらでの生活の慣れなどから、少し気の緩みも出てくる時期だと思うので、
体調面、生活面、精神面を含めて要注意!しっかりと気持ちを引き締めて、前
半で見てきたこと、経験してきたことなどを振り返り、得た知識をフル回転さ
せて後半より充実した研修期間を送りたいと思っています。



◆会議は司会もレクチャラーも英語。出席者は90%がフィンランド人
Finland/EU/スクールインターン/松岡 有賀里 さん ( 08/08〜09/08 )

10月1〜3日とヘルシンキで開催された、"Grasping the Future"(教育・テク
ノロジーのコラボレーションに関する国際会議)に参加してきました。

世界の中におけるフィンランドの国家レベルでの教育に対する取り組みとして
の会議と位置づけられるもので、非常に参考になりました。

詳細はこちらをご参照下さい。
http://www.wanhasatama.com/eman/ShowFair.phx?eid=eman.inno08&templatename=showfairen.htx

今回の会議では、

1)企業内教育
2)学校教育
3)教育へのテクノロジーの適用

の3つのテーマを中心に、様々なレクチャー、ディスカッションが繰り広げら
れました。

OECDの学力テストで好成績をあげているフィンランドですが、世界的には、
「OECDの学力テストの評価は、innovationに必要なcreativityを評価するのに
果たして適切か?」という批判があり、今回のはこの"Innovation"と
"Creativity"をキーワードとして今後の教育の方向性を探究することが主な目
的と思われました。印象深いレクチャーが多々ありましたが、特に、以下のも
のが圧巻でした。

1)企業内教育

 "Are ther enough freaks on board?"by Executive Vice President,
Pasi Maenpaa(aの上に点2つづつ),Elisa Oyl:「フィンランド人は平凡すぎ
る。InnovationにはFreaks(変わり者)が必要だ。似たような従業員が2人い
るなら、1人を解雇せよ。What do we need dupulications for?平凡は"Hot"
ではない。平凡とは夏の北京オリンピックのフィンランドの成績だ。It's not
really hot, is it?」とフィンランド人の先生方にはっぱをかけていました。
先生方の反応は「これは企業での話」と拒絶ぎみ。フィンランドの教育はまだ
まだ保守的という感が。

2)学校教育

"Learning first: Educatinal change and future of schooling" by Pasi
Sahlberg, European Training Foundation:「OECDの学力テストでのフィンラ
ンドの数学の成績は、他国の成績が低下しているのにもかかわらず、伸びてい
る。理由は先生の質の良さ」と強調し、先生方はご満悦。

3)教育へのテクノロジーの適用

"Physical and Local Learning Environments" by Direcor, Jerome C. Glenn,
The Millennium Project, WFUNA:生徒を賢くするには?のリストを提示した
あと、「脳の古い細胞を取り出し、クローンして元に戻すことが可能になれば、
賢くなるばかりでなく、若返ることも可能。アルツハイマーの治療にも役立つ。
」と"Think out of the box"的発想で参加者にショックを与えていました。こ
の方は米国人で日本での活動も活発で名古屋大学工学部とも共同研究されてい
たとのことで日本通な方でした。生徒を賢くするリストにご興味のある方は、
是非氏の名前で検索して、ホームページをご覧下さい。参考になります。

以上のことは日本人であれば聞いたことのあることばかりでしょうが、これら
に対してフィンランド人の先生方がとてもショックを受ける様子をまざまざと
観察して、そのことに驚きました。。。

ちなみにこの会議は司会もレクチャラーも英語。出席者は90%がフィンラン
ド人です。これはすごいですよね。

この会議でヘルシンキ滞在が病みつきになり、この後既に2回ほど滞在しまし
た。
ホテル、レストラン、クラブ、オペラ、フィンランド人のデート情報等、次回
お知らせしたいと思います。



◆歌の力ってすごい。子どもってすごい
Finland/EU/国際教育実習プログラム/千葉 清香 さん ( 08/02〜09/01 )

秋休みが明けた10月下旬から、湖が凍り、雪が溶けなくなりました。

日も大分短くなりましたが、雪が白いため、思ったより「暗い」という感じが
しません。しかしやはり、ラップランドの寒さは厳しく、昨日は登校時(朝7
時半)に−12度で、昼間も−3度までしかあがりませんでした。

そんな中、なんと子どもたちは自転車で登校してきます。昨冬南フィンランド
ソメロにいた際には、冬に自転車を使う人の姿を見たことがなかったのですが、
ここラヌアでは真冬でも、−40度でも自転車を使うそうです。(これには南フ
ィンランド出身の方が「私も驚いた」とおっしゃっていました。)私は滑らず
にスタスタ歩くだけでも一苦労なのに、自転車!!でもちゃんと自転車用冬タ
イヤがあるそうです。

さて、研修の方ですが、メインの小学校であるI小学校の音楽の時間に「ふるさと」を教えたのが8月下旬。先生方曰く、日本の歌はメロディーがフィンランドのものとは異質なので、歌詞よりもそちらが難しいとのこと。

子どもたちも「難しい難しい」「僕にはできない」の大合唱。それでも2時間
使って何回か歌い、その後私は別の小学校に出張授業に出かけてしまったので、
1ヶ月以上I小学校の音楽の時間は見ていませんでした。

そしてI小学校に戻ったのが10月下旬。クリスマス会の発表で日本の歌を歌お
うということになり、先生と協議した結果「あわてんぼうのサンタクロース」
と「ふるさと」を歌うことになりました。そこで再度「ふるさと」を歌っても
らうと・・・なんととても上手に歌えます。日本の小学生もビックリなほど上
手です。

先生方は私が不在の間、特に何回も「ふるさと」を取り上げなかったそうです
が、子どもたちは自主的に、休み時間にピアノで弾いてみたり、口ずさんだり
していてくれたそうです。

さらに私が感動したのは放課後、スクールタクシーを待っている子どもたちの
輪から聞こえてくる大合唱。始めは特に気に留めなかったのですが、よくよく
聞いてみるとまぎれもなく「ふるさと」の歌。楽譜や歌詞カードを見ることも
なく、誰に向けてでもなく、でもみんなで大きな声で歌っているのです。あん
なに難しいと言っていたのに、いつの間に歌詞を覚えたのだろう、いつの間に
簡単に歌えるようになったのだろう・・・と思い胸がいっぱいになりました。

きっとこの子たちが大人になったとき、たとえ私の名前や顔を覚えていなくと
も、きっと心のどこかに「ふるさと」のメロディーが、歌詞が呪文のように残
ってくれることでしょう。

歌の力ってすごい。子どもってすごい。そう感じた瞬間でした。



◆学校の授業は退屈だけど、あなたの授業はおもしろいわよ
Sweden/EU/スクールインターン/Ms. A.F. ( 08/04〜09/01 )

4月中旬からスウェーデンに滞在し始めて、早いものでもう8ヶ月も過ぎてし
まいました。

私の研修校は幼稚園から中学校までがひとつの敷地に建っていて(建物は、幼
稚園・小学校と中学校とで分かれていますが)私は最初、幼稚園・小学校の全
クラスを回って、一クラスにつき、およそ5回ほど日本についての授業をしま
した。

学年に応じて内容は少し変えましたが、どのクラスでも最初は、世界地図で日
本がどこにあるのかから始めて、折り紙でチューリップや兜などを折ったり、
浴衣を着せたり、おはしの授業をしました。

おはしの授業では、まず最初に折り紙で箱を折って、その中にマシュマロを2
つほどいれて、おはしを使って食べる練習をしました。おはしと折り紙を同時
に教えられて、これはなかなか良かったかも、と心の中で密かに自画自賛して
います。

なお、マシュマロが嫌いだったり、甘いものが食べられない子どものために、
違う種類のおかしとか、おかしの代わりに、ちょっと凝った折り紙の作品を用
意してあげるといいかもしれません。私の場合、折り紙で折ったバッタが好評
でした。立体的なので、おはしでつまみやすいし、ちょっとかっこいい作品な
ので。

あと、先生方と生徒達ひとりひとりに、猫のしおりを折り紙でつくって、日本
語(カタカナ)で彼らの名前を書いたものをプレゼントしたら、かなり喜ばれま
した。たぶん200枚は作ったでしょうか。

今ではもう、目をつぶっても折れるくらいです。それをあげたあとに日本語に
はヒラガナ、カタカナと漢字があることを説明して、簡単な言葉をみんなで書
いてみるのもけっこう好評でした。("ともだち"を、ヒラガナ、カタカナ、漢
字の3種類で書いてみるとか。)

あとは、夏休みの間に作った紙芝居を、幼稚園から、小学校3年生までの生徒
たちに読んだり、幼稚園でこいのぼりを作ったり、5年生からは、広島の原爆
の話をして、みんなで鶴を折ったりしました。後日、広島平和記念資料館に送
る予定です。

生徒達は、とても可愛いです。日本に住んでいたころは、子供は好きなのです
が、触れ合う機会は殆んどなかったので、行くまえはすこし心配だったけど、
杞憂でした。

授業のとき、"なにか質問ある?"と生徒にきいたら"質問 !どうして日本に帰っ
ちゃうんですか?"ときかれたり"日本に帰っても、またこの学校に戻ってくる
よね?"ときかれたりします。

"学校の授業は退屈だけど、あなたの授業はおもしろいわよ"と言ってくれる生
徒もいて、そう言ってもらえると、ほんとうに嬉しいし、授業の時間を快く与
えてくださる先生方に感謝しています。



◆『日本人=サムライ』ではなく、『日本人=ニンジャ』
USA/国際教育体験プログラム/近江 竜也 さん ( 08/04〜09/04 )

10月後半には初雪が降り、11月に入って一気に寒くなってきたセントラルオレ
ゴンです。サマータイムが終了し、いきなり時間が一時間戻るというのが日本
ではないことなので少し変な感じがしました。いまいち、サマータイムの仕組
みを理解していないです。

アメリカでは、日本の漫画やアニメが大流行していて、毎週木曜日の放課後に
は『ジャパニーズアニメクラブ』が開催されていて、教室で日本のアニメを生
徒達が見ているので一緒に参加しています。まあ、自分はアニメがそんなに好
きではないのですがね。全く知らないアニメばかりで、アメリカ人なのに日本
人以上に日本のアニメを知っているんじゃないかと感心します。

漫画では、『NARUTO(ナルト)』が大流行で、生徒から日本語で「先生は忍者
ですか?」と質問されました。いやいや、今時忍者なんていないから・・・っ
て感じでしたが、どうやら今のアメリカの若者にとっては、『日本人=サムラ
イ』ではなく、『日本人=ニンジャ』みたいですね。

また、大の日本のホラームービー好きな生徒がいて、一緒に映画『輪廻』を見せられました。他にも『リング』『ラセン』『呪怨』などの日本のホラームービーを何個も知っていて、他の生徒にもホラームービー好きがたくさんいました。「好きですか?」と聞かれたので、「あまり好きじゃありません。」と言うと、「どうして?」と聞かれましたが、「どうして好きなの?」と逆に聞きたいぐらいでしたけどね。その後、「先生はホラームービーが怖いんだって。」と生徒達の話のネタになっちゃいました。まあ、実際苦手なんですけどね。

こんな感じで生徒達の日本好きには感心させられます。

また、10月31日はハローウィンでした。数人の生徒は仮装をして登校してきま
した。全員が仮装してくるぐらいに思っていましたが、ごく一部の生徒だけで
した。高校生ぐらいになるとあまり仮装はしないみたいですね。でも、面白い
仮装をしていた生徒もいて楽しかったです

ホームスティ先には小学生の子がいてるので、夜にはホストファミリーと共に
教会のパーティーに行きました。そこでは、小さな子がたくさん来ていて、み
んな仮装をしてきていてにぎやかでした。

こんな感じでアメリカのハローウィンを体験できて良かったです。



◆毎日が本当に快適で、毎日、感謝の感謝の連続
世界インターン/海外教育交換フ(ワールド)゚ログラム/Ms. M.N. ( 08/04〜09/04 )

2カ国目のフィンランドを終えました。

1ヶ月でしたのであっという間に時間が過ぎていきました。フィンランドは、
教育方法が日本とほとんど同じでした。その為、授業もとてもしやすかったで
す。また教育方法だけではなく、食べ物が日本に近く(よく魚を食べます)、
食べ物も味付けがとてもおいしく、生活しやすい国でした。私の家では週に3
回ほどサウナの日がありました。

また、国民性も日本に近い気がしました。周囲に気遣いのできる雰囲気を感じ
ました。(1カ国目ではとても苦労したせいか)この国では、毎日が本当に快適
で、毎日、感謝の感謝の連続でした。

子ども達は、日本の漫画にとても興味を持っていました。フィンランドに行く
方は、たくさんマンガを用意して行くといいと思います。

すばらしい自然の中で、自然と共存しながら(自然を楽しみながら)生きてい
るフィンランド人の生活は、昔の日本を思わせました。本当にすばらしい1ヶ
月でした。



◆ほとんどの児童が「ツナマヨ」おにぎりを気に入ってくれました
USA/海外教育交換プログラム/Ms. N.K. ( 08/04〜09/03 )

今月に入ってやっと常時活動のアシスタントだけでなく、日本文化紹介の時間
を確保できるようになってきました。

何を紹介するかは、それぞれのクラス担任と相談しているのですが、低学年の
1クラスでおむすび作りをすることになったところ、校長が、全校児童が体験
できるようにと費用はもつから各クラスをまわってほしいと頼まれました。

今のところ2クラス終えたのですが、ほとんどの児童が「ツナマヨ」おにぎり
を気に入ってくれました。また、別のクラスの先生は週に2回も活動の場を提
供してくれたので、これから色々な文化を紹介できそうです。

私自身は本場で祝うハロウィーンを楽しむことができました。全校児童、そし
て全職員が仮装をして1日を過ごすなんて、日本ではなかなかできないと思い
ましたが、どの顔もみな心から楽しんでいるようで嬉しかったです。ここでも
折り紙のコウモリ作りを紹介することができました。

年内にすべてのクラスを最低1回はまわれるようにすることが今後の目標です。
担任の先生とコミュニケーションをうまくはかっていきたいです。



◆私、スモウレスラーになりたい
USA/国際教育実習プログラム/飯野 茉尋 さん ( 08/09〜09/06 )

授業で相撲のビデオを見ました!

最初、「スモウレスラーが好きか?」と聞くと「太っているからいやだ」と生
徒は言っていたのですが・・・見始めると大騒ぎ!!!まず土俵入りでおしり
が丸出しになっている力士を見て大笑い。女の子は手で顔を覆っている子も!
そして、取り組みが始まると、「がんばれ!がんばれ!」と叫び、自分が応援
している力士が負けると「Oh my GOD!!」と大絶叫。

ビデオを見た後、「相撲が好きか?」と聞くと、「大好き!!!」とみんな言
ってくれました。最後にクラス全員で「どすこーい」と四股をふみ、「はっけ
よーいのこった」と相撲のマネをして終わりました。

正直、子どもたちがこんなに相撲を見て喜ぶと思っていなかったので、少しび
っくりしました。授業のあと、「私、スモウレスラーになりたい」という子も
いてかわいかったです。



◆走った分だけお金がもらえる
USA/海外教育交換プログラム/Ms. M.K. ( 08/04〜09/03 )

子どもたちに日本語で自分の名前を書く練習をしてもらいました。

日本の小学生が利用する破線の入ったマスをパソコンで作成し、その用紙に一
人一人の名前を書いて手本にしてもらいました。熱心な子は何度も練習し、次
のレッスンのときは何も見なくても書けるようになっていたのが驚きでした。

10月はJog-a-ThonやHalloweenなど、子どもたちにとっても楽しい月だったよ
うです。Jog-a-Thonはいわゆるマラソン大会のようなもので、校庭を45分間走
ります。

子どもたちはとても楽しそうにしているので不思議に思っていると、何と走っ
た分だけお金がもらえるそうです。1周1ドルで、みんな10周前後、多い子は
20周近くも走っていました。褒美としてお金がもらえるのはこれぐらいだと思
いますが、日本のものとはまったく違うのでびっくりしました。



◆誰もがアメリカが変わることを大いに期待
USA/スクールインターン/Ms. M.S. ( 08/02〜09/02 )

昨日(11月4日)大統領選があり、アメリカ全土が沸き上がりました。

この辺り(サンノゼ近郊)には多くの外国人や移民が住んでおり、オバマ氏一
色でした。誰もがアメリカが変わることを大いに期待しています。

小学校や中学校でも模擬大統領選を行い、子どもたちもどちらに大統領になっ
てほしいか討論し投票しました。
子どもたちの政治に対する関心の高さに驚かされました。

投票率は過去最高といってもよいほど高く、アメリカ全体がこの選挙にどれだ
け期待していたかがうかがえました。

政治経済には疎いのでよくわかりませんが、この結果がアメリカにも日本にも
よい影響をもたらしてくれることを期待します






◆生きた勉強をさせてもらっていると感じています
United Kingdom/スクールインターン(LAP)/Ms. S.I. ( 08/07〜08/08 )

10月は学校での授業が始まって2ヶ月目。

少しずつ授業の進め方もわかり、最初は全然聞き取れなかった子どもたちの言
葉も、ランチタイムに冗談を言い合ったりするようになりました。先生方とも、
授業のスケジュールや内容で話したおかげで顔と名前が一致しない人はまだた
くさんいますが、いろいろ話しかけていただけるようになり、親しい人もでき
ました。

秋休みに入る前、何人かの先生がハグしてくれて、お別れのあいさつをしてく
れました。
中でもいつもランチタイムに一緒になる先生は「あなたとってもラブリーな人
よ。」と言ってハグしてくれて、すごくうれしかったです。

ホストファミリーは元私の学校のナーサリーの先生だった方で、今も学校のア
ドバイザーの仕事をしているので、授業の進め方や子どもに対する接し方、学
校の特徴や先生方の気質まで、必要とあれば教えてくれます。

フルタイムの仕事をしているのに、お食事は毎日手作りのおいしい夕食を作っ
てくださり、毎週日曜日はイングリッシュブレックファスト(ソーセージ、卵、
ベーコン、マッシュルームトマトのベークトしたものとトーストとお茶)とサ
ンデーディナー(ローストしたお肉とボイルした野菜とヨークシャープディン
グをグレービーソースで食べるイギリス伝統食)を手作りしてくれます。

お家もきれいで、すごくきちんと片付いていて、本当の意味での豊かな暮らし
だなあと思っています。受入れ体制の良い学校のおかげで、子どもたちに接す
る機会がたくさんあり、すべての学年の児童と、日本語のレッスンかリーディ
ングやリテラシーの授業に参加して接することができます。おかげで子どもた
ちからはいつも挨拶してもらえるようになりました。

接する時間が長いと、気づくことも多く、子どもたちからたくさんの英語やイ
ギリスの文化や価値観を学んでいます。ホームステイして、学校で実習するな
かで、現地の言葉や文化を学ぶこのプログラムを選んで本当に良かったと、実
感する毎日です。

教科書では、ましてや日本で学校に行ったとしても、決して学ぶことのできな
いことを、日々学んでいるからです。

留学して一人暮らしをするのとも、寮で他の留学生とクラスのとも違った、イ
ギリス人の暮らしと社会を通して学ぶことが、私にはとても興味深く生きた勉
強をさせてもらっていると感じています。



◆何故、子どもがいない夏休みに教員は学校にいくのか?
Finland/EU/海外教育交換プログラム/井上 桂子 さん ( 08/08〜09/08 )

Ähtäriは今朝(11/1)は雪化粧です。

昨日は地元新聞社の取材を受けました。記者は日本の教育状況にも関心を寄せ
ていました。「何故、子どもがいない夏休みに教員は学校にいくのか?」等と。


先週は通常の担当(日本語や日本の文化)の他に、校外のホテルプールへの付
き添いで一緒に泳ぎ、大変喜ばれました。新発見です。「犬かき泳ぎ」がこち
らの主流のようです。

来週は、近くの中学校(7年生)4クラスで2時間ずつ「折り紙」を担当です。
又、先月 に続き、新しく小規模(43人)の小学校からも依頼されています。
「折り紙」と言うと、全く初めてでも、「鶴」と「手裏剣」を望みます。


限られた時間に期待に応えるための裏技です。一回軽く折り目を付けておくこ
ともあります。



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