◆現地情報◆(2004/10)


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カナダ 「語学学校」

私が通った語学学校はその地域の教育機関が町の移民のために開いている学校で私
はその夏期スクールに通った。移民のためなので恐ろしいほど安く、生徒はほとん
ど移民だった。本当は大学付属のESLへ行きたかったのに期間が間に合わなかったた
め、しょうがなく選んだ学校だったけれど、結果的には良かったと思う。大学付属
は高いだけあって、沢山の宿題も出て、たぶん英語力は伸びたかもしれない。けれ
ど私はこの学校で沢山の興味深い人々と会って話をした。それは私の視野を広げて
くれた。

皆それぞれに過去を背負っていて、そして強い希望を持ってカナダへ移民して暮ら
している。4人の政治亡命者(コンゴ、スリランカ)やアフリカ、エチオピアから
の移民、キューバからの移民は自分の国へ帰りたくても難しい状況。それぞれの国
で教師や歯医者や弁護士をしていた人々も、この国ではすぐには同じ職につけない。
新たに資格を取り直さなければならない。そういう人々と話していると自分がとて
も恵まれていて、贅沢をしていると感じる。私には手紙や電話の内容が政府によっ
てチェックされるなんていうことは、ピンとこない。そういう色々な国の、色々な
過去、歴史、文化、考え方を持った人々が集まってカナダを作っているんだと思う
と、とても興味深い。