◆現地情報◆



-------------------------------------------------------------------------2004/04/15

◆アメリカの住所表記◆

アメリカの住所表記はとてもわかり易い!日本は面で住所を表していますが、アメリカは線で表しています。
そして全ての道に名前がついており、交差点ごとに道路名の看板がある。
家を探すときなどは、交わる二つの道路の名前がわかればすぐに目的へ辿り着く。外国人にもわかりやすい。
でも日本の住所は日本人にもわかりにくい。だから外国から来る観光客もさぞわかりずらいと思う。
アメリカの住所について解説すると、、、

まず、アメリカのどの街にもその街の住所上の基準地点があります。
その基準地点は街を南北に走る大通りと東西に走る大通り、
その2本のメインの道路が交わった場所という場合が多いです。
(街の基準になる道路が1本だけという場合もあります。)

例えば223N.とは基準点より北に223番地という意味になりますが建物が実際に223軒もある訳ではなく、
番地の数字は必ずしもつながっているとは限りません。そして番地の百の位はブロック(区画)を表しています。
なので、この番地は基準点から北へ2ブロック行った所という意味になります。

番地の後に付いている N. は方角を表していますが他には S. E. W.と合計4つあります。
N.=North  S.=South  E.=East  W.=West

ついでに通りの名前の短縮形の意味も書いておきます。
FRWY.=FREEWAY HWY.=HIGHWAY Blvd.=Boulevard Ave.=Avenue St.=Street Dr.=Drive
Rd.=Road Pl.=Place

そして番地にはもう一つ大事な意味があるのです。
それは番地の数字が奇数か偶数かという事で道路のどちら側に建物があるかという事が
わかるようになっています。
東西に走る道路(番地の後ろにE.かW.が付いているとき)
番地が奇数→道路の北側
番地が偶数→道路の南側

南北に走る道路(番地の後ろにN.かS.が付いているとき)
番地が奇数→道路の西側
番地が偶数→道路の東側

これは地域によって奇数と偶数が逆の場合もあります。しかし別に心配はいりません。
実際に現地に行った時に建物の番地表示を見ればどちら側が奇数か偶数なのかすぐにわかります。

例えば、245N. Washington Ave.という住所がわかれば、そこは南北に走るワシントン通りにあり、
街の基準点より2ブロック北へ行った所の245番地で、建物は道路の西側にある。ここまでわかるのです。
アメリカの住所の作り方は何とすばらしいのでしょうか!