| ★iiP−INTERNATIOAL INTERNSIHP PROGRAMS━━━━━━━━ 2005/10/1配信 『世界の教育現場から』 Vol. 2 ━━━━━━━━━━━━< http://www.internship.or.jp/education/ > □■□―――――――――――――――――――――――――――――□■□ 海外教育事情セミナー 「北欧デンマークの教育事情」 2005年10月5日(水)19:00〜20:30 (無料・要予約) http://www.iip21.com/denmarkseminar/index.html デンマークの「教育義務」制度や日本の教育との違いなどについて 英語で話を伺います(通訳付)。デンマークの教育事情から、これ からの日本の教育のあり方をさぐるヒントが見つかるかもしれません。 □■□―――――――――――――――――――――――――――――□■□ ・前号に引き続き、ニュージーランドの学校で教えた教員の方から届いたレ ポートをご紹介します。2005年4月から1年間休職した東京都の教員か ら寄せられたレポートです。 ・海外教育ライブラリーでは、イギリスとシュタイナー教育に関する新刊書を 紹介しています。 ・◆◆海外教育交換プログラム 参加者募集中!◆◆ 来年の夏休みや休職制度を利用して、海外の教育現場を体験してみません か? 希望の国や、教科、幼稚園から高校まで、ご自分の関心やテーマに合った 学校を訪問し、教壇に立つことができます。外国語に自信がない方でも 安心のサポート態勢があります。 http://www.internship.or.jp/education/program-teacherexchange.htm ============================================================ I┃N┃D┃E┃X┃ ━┛━┛━┛━┛━┛ 【1】教員の目で見た、海外教育レポート 「ニュージーランドの学校で教えて」 【2】海外教育ライブラリー ○教育とは-イギリスの学校からまなぶ ○世界のシュタイナー学校はいま… ■1■―――――――――――――――――――――――――――――□■□ 教員の目で見た、海外教育レポート 「ニュージーランドの学校で教えて」 □■□―――――――――――――――――――――――――――――□■□ 成田由美子さん。 東京都の教員で、2005年4月から休職してニュージーランドの教育現場を見な がら、日本文化を教えるプログラムに参加中。 ---------------------------------------------------------------------- Q:研修先を簡単にご紹介してください。 A:ニュージーランドのオークランドにある小学校です。シティから車で20分 ほどのところにある学校です。 Q:プログラムに参加した理由は? A:海外旅行が好きで、旅行のたびに英語がもっと話せたらいいなあ、と思っ ていたこと。小学校の教員をしているので、海外の教育現場を見て自分の見 識を広げたいと思ったことですね。 Q:日本の学校と違うと感じた点は? A:まず、子どもが人なつこいことです。向こうから Hello! と言ってきてくれ ることも多いし、こちらからのあいさつには必ず返事が返ってきます。目が 合うと笑顔を返してくれるところも好きです。 あと、NZの特徴かもしれませんが、(親が)いろいろな国の出身の子が混 じっていること。うちの学校は51カ国の出身の子からなるそうです。だか ら目の色、髪の色がちがうのはあたりまえ。みんな家ではそれぞれの文化を 持っているのだという認識があります。 わたしは日本で教員をしているときにクラスにフィリピンの子がいたときが あり、受け持ったときに他の子たちが「自分たちと違う」というだけでどこ か避けている雰囲気がとても嫌だったので、こういう世界を体験できたのは 良かったし、日本の子たちにそれを伝えたいと思います。 それから、子供達がみんな健康的で、アウトドアが大好きなこと。はだしで 芝生の上や学校内を走りまわっている子も多いです。学校から帰っても塾な どに行っている子はいないので、ゆっくり自分の時間を過ごして、8時には もう寝る、というスタイルが多いようです。大人はそのあとの夜をゆっくり 過ごしています。 Q:学校の1日の活動について(例として) A:1こま30分のJapanese(簡単な日本語や、日本文化紹介)の時間が各クラ ス週に1回あります。わたしの場合は空いている時間もけっこうあり、そう いう時間はアートや他の教科のお手伝いをしたり、希望者が参加する合唱練 習の時間に参加したりしています。あとは授業の準備や校長先生との打ち合 わせなどをしました。 Q:研修国独自の教育方法は?(文化・民族・歴史など) A:NZは先住民族のマオリの人たちの言葉(マオリ語)を習う時間があります。 それから、マオリ語の歌なども子どもたちは歌っています。 この国独自の植物や生き物については、とてもよく教えていると思います。 教室掲示なども、そいういったものが貼られています。また、この国独自か どうかはわかりませんが日本の授業のように一斉の時間はとても少なくて、 ちょっと集まって話を聞いたらすぐにグループに分かれて、または個人での 学習になります。 Independent(独立した、自由の、人に頼らない)の勉強 というのが重視 されています。先生は個人の能力に応じてリーディングのグループや算数の グループを作っていて、そのグループことに課題を与えています。だから、 教材も何種類か用意していて先生が何かを教えるときは、少人数のグループ を自分のまわりに呼んでその子たちに合った内容を教えています。 Q:学校の教科授業について発見したことは? A:教科間のつながりが大きいことですね。一つのテーマがあるとしたら、それ を言葉の面から、科学的な面から、芸術的な面から、など、さまざまな方向 からアプローチしていきます。たとえば、「動物」がテーマだとしたら動物 に関する知識を生物学的な面から勉強したり、好きな動物の絵を書いたり、 歌を歌ったり、動物に関する本をみんなで音読したり、詩を作ったり・・・ というように。同じテーマが同じ期間にどの学年でも学習されています。 Q:生徒指導方法や保護者との関係について感じた事は? A:学校のルールがはっきりしていて、子どもが問題行動を起こした場合、ステ ップ1から5まであり、子どもの反省文に対してコメントを添えて返すとか、 家庭ではこういうことが求められる、というのがはっきりしています。 Q:家族のあり方、付き合い方などで感じた事や思った事は? A:親は子どもへのスキンシップや言葉のかけかたを大事にしていると思います。 日本とちがってここはすぐ近くに同じ年の子どもがいる、という生活スタイ ルではないので、(何事も車がなくては始まらないので)何かあると子ども だけの付き合い、というよりは家族ぐるみになると思います。その反面、普 通の日は子どもは学校から帰ると自分の家で家族とだけ過ごし、日本のよう に学校から帰って遊ぶ待ち合わせをするのは難しいと思います。 Q:これまでの活動を通じての感想 A:とにかく来てよかった、という感想です。 自分の目でみて、行動してみなければわからなかった世界がたくさんありま す。周りの人がとても親切なので、それも恵まれていると思います。日本に いたときと違った価値観で生活している自分がいるし、日本のよさも改めて 発見できました。 日本を「教える」というよりは、日本に対してイメージを持ってもらって、 「いつか行ってみたいな」と思ってもらえればいい、という感じです。あと は言葉があまりできなくても、感謝の気持ちだけしっかり伝えれば、なんと かなるかな・・・でも、英語でもっといろいろ表現できるようになりたい、 という気持ちはますます強くなりました。 ■2■―――――――――――――――――――――――――――――□■□ 海外教育ライブラリー □■□―――――――――――――――――――――――――――――□■□ 最近の新刊書から ●教育とは-イギリスの学校からまなぶ 出版社: NTT出版 ; ISBN: 4757141238 ; (2005/08/13) 「大人になる!自立する!知識ではなく考え方をまなぶ「イギリス流知育」の すすめ。創立六百余年、伝統校の大学入試準備課程(シックス・フォーム)に 突然放り込まれた、父と子の教養教育奮闘記。」 ●世界のシュタイナー学校はいま… 出版社: モルゲンランド・パブリシング ; ISBN: 4582731058 ; (2005/07) 「1919年に始まるシュタイナー教育は、今や世界80カ国で子どもたちが学ぶほ どに成長した。その教育の歴史をたどり、各国の現状を詳細なデータと写真で 紹介。世界十数カ国で発売。 」 メルマでご紹介する書籍は、今後ホームページwww.internship.or.jp/education/ から購入できるようになる予定です!お楽しみに! ============================================================ 『世界の教育現場から』 −国際教育者交流 応援マガジン− Vol. 2 (2005年9月15日) 発行:iiP−INTERNATIOAL INTERNSIHP PROGRAMS ------------------------------------------------------------ ○購読申込 http://www.internship.or.jp/education/magazine.htm ○メールアドレス変更・購読解除 http://www.internship.or.jp/education/magazine-change.htm ------------------------------------------------------------ Copyright(C),2005 INTERNATIONAL INTERNSHIP PROGMRA.S 全文、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。 ============================================================ |